ノリコ主義。

26+最前線に突撃したけど振り返るとそこには誰も居なかった、そんな弊店オリジナルトレイルフレーム「カルトスター」。

前作に当たる「マキリ」が最大26x2.8クリアランス前提で制作したのに対し、

カルトはフルサイズ26+の26x3.0を確実に呑めるクリランスを確保しておりますが故、

プロト製作時から今日までズッと26x3.0で乗って参りましたが、チと思う所あり足回りを一新した今回。

基本的には弊店一推しの軽量ワイドリム「Alex/Supra35」に2.8幅のタイヤを組み合わせるというナロー系26+化なのですが、

それに伴いフロントだけ27.5+にする「デファレンシャル化」を行ったのです。


そもそもは単にスープラ35の26インチ版が一本だけ余っていた、という所から始まりまして、

フルサイズ26+よりも接地感を明確に感じ取れて切れも出るナロー系にしてみるならば、

フロントを大径化してその分サスもショートストロークにして、と妄想が膨らんだ結果がコレ。



で、無い金を絞り出し絞り出しでやっと部品が揃ったので組み上げ山に突撃した今朝なのです。

そしてその感触は・・・。

ヒッ!ヒィィィ・・・。

26x3.0と超ロングストロークフォークの生む絶対的走破性の上に胡座をかいて横着な走り方しかして来なかったツケが一気に。

過去に作った軽量&クイックな26インチトレイルバイク「メロウ」なんかを今引っ張り出して来てもまともに乗れる気がしません。



自転車に乗るのか?自転車に乗せてもらうのか?

そりゃアナタ「乗りこなす」を目指したいのが当然でしょう!

もうじき梅雨がやって来ますが、ちょっと真面目に乗り込んで手懐けたいと思います。

目尻とかに絆創膏貼ってるワタシを見たら「噛まれたな」と思って下さい。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。