知らない街。

「自販機なら一つ目の角を曲がった所に」とか、「一番近い郵便局はそっち」といった住み慣れた街のアレコレは、

知っていて当たり前、用事があれば何も考える事なく最短距離で向かう訳ですが。


PCにお茶をぶっ掛けた為に「いつも出来て当たり前だった事」が出来なくなったワタクシ、

「どう代替対処するか?」という事以前に、「今自分は何が出来なくなったのか?」さえ把握しきれず、

ある日突然知らない街に引っ越したかの如く右往左往しております。


ただ捨てる神あれば拾うステルス機あり的なアレで、パソコンの神(自認)が降臨されまして、

PCを分解しハードディスクを取り出し、そこからデータを取り出して〜のと導いて頂いた本日。

で、生まれて初めてPCの外殻を外してみた所、中はまるでミクロマンの街の如き様相。


「お〜い、ミクロマ〜ン、何処へ行ってしまったんだよ〜ぅ」

と呼びかけた所で返事などある訳も無く、ただ只管に廃墟。

何はなくともミクロマンの街を棄て、新しい街を探して新生活をはじめるべく奮闘、なので御座います。


空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。