巻き締めTie。

蛇って何でこんなに長いんでしょうね?半分くらいの長さでも充分な気がしますが。

などとアサドー(開園同時に動物園に行き混み始める前に撤退する事)しながら考えたりしておりましたが、

現在の長さに至ったというのにはきっと深い深い理由があるのでしょう、うん、きっとそう。



そんな蛇の進化ほどではありませんが、「チョッと進化してるじゃねぇか」と唸らされるバンドが此方。

GraniteDesign Rockband  ¥920(税込)

ナイロンベルトにベルクロ縫い込んだただのバンド、に見えますがチョッと違いまして、

ベリベリとベルクロ剥いで開いてみますと・・・。

内側にもう一つベルクロバンドが縫い付けられています。

この内側の黒いベルクロバンドで何かしらの固定対象物、例えばチェーンオイルのボトルなどを巻き込み固定。

そしてメインのナイロンベルトをフレームに巻きつけると、この様に固定出来る、と。

普通のベルトでも同じ様に固定する事は可能ですが、グイグイと締め上げねばポロッと落ちてしまう可能性があります。

その点「荷物の固定用」と「フレームへの取り付け用」を其々別ベルトとする事で利便性と確実性を向上させたのがこのロックバンド。

メインベルト(ナイロンベルト)内側の一部には御覧の様にシリコンシートが縫い付けられており、

フレームとの固定力をより確実なモノとしているとか、簡単な構造ながらよく練り込まれています。



固定力が高いとは言え、縦パイプにボトルケージを取り付けるのには向かないか?

しかし寸法上はまだまだ余裕、即ちパッカブルのアウター位なら楽勝でホールド可能という事。

巻き込める最大径としては2リットルペットボトルがギリギリといった所でしょうか。

此方も重さがあるモノなので画像の状態では少々無理がある気もしますが、

二本使って二箇所固定して良いなら2リットルペットボトルを保持する事も可能かもしれません。

いや、別にペットボトルをフレームに括り付ける用のバンドではありませんで、

メーカーとしては予備チューブ・工具・レーションなどの固定を想定している様ですが、

使い方はアナタの想像力次第、ってな所ではないでしょうか。


普段は裾バンドとして使いつつ、イザという時に取り出して不意の荷物を固定、とかそんな。

アイデアだけパクって作ってしまおう!という手も無くはないです。

でも¥920という価格を思うと本品を買った方が早い、そんな価格設定も見事!で御座いますな。



空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。