冬の観察日記。

昨日ロングテールバイクについて「エンド幅が135mmじゃないと」みたいな事を書きましたが、

以前からその点について少し気になっているというか何と言うか・・・。


それは何かと申しますとですね、ロングテール化用キットである「Xtracycle/Leap」と車体を繋ぐ部分の穴、

この穴の自体は約13.4mmという事で、12mmスルーアクスルよりも余裕のある寸法だったりする事に加え。


リープのエンド取り付け部分の内側寸法は約173mm程度あったりと、135mm専用という割に結構余裕があるんですよね。


例えば142mmx12mmスルーのフレームがあって、そのエンド材の厚みが7mm程度だとしたら、

「142+7+7=156mm」という事で、リープ内側に左右其々約8.5mmの隙間が生まれる事になりますし、

148mmスルーのフレームだとしてもエンド厚7mmならプラス6mmで162mm、5.5mmの隙間が生まれるという事に。

鉄フレームの場合エンド7mm厚と言うのは比較的厚い方になりますので、数字的には余裕っぽい。



エンド左右を其々ボルトで連結する必要があるので、フレームにネジ穴切ってあるタイプは無理としても、

例えばSurlyのGnot-boostエンドとかであればエンド外側の厚みは5mm以下なので条件クリア。

そしてハブ軸が収まる内側のスリットは約19mmと決まっているのですが、M12ボルトの六角頭は19mmが一般的って事で。

M12ボルト&ナットとワッシャがあれば12mmスルーエンドのフレームでもロングテール化出来るんじゃないかと思う訳です。


まぁ別に無理してスルーアクスルの車両をロングテール化する必要は無いのですが、

OSヘッドのMTBのが一気に消えて行ったのと同じ様に、135mmエンドのロングテール向き車両というモノが、

平成と共にススススス〜っと消えて行く可能性も絶対無いとは言い切れない昨今ですから、

色々な可能性というのを考えておいて損はない、という話です、はい。



え?何を言ってるのか意味がわからない?

大丈夫、大乗仏、意味が分からなければ無視すれば良いだけの事です。

でもいつか誰かがこういった話に興味を持って頂けた時、問題解決の参考になればと記す次第。

という事で訳の分からん話が一年の締め括りとなりましたが、今年も一年お付き合い頂き有難う御座いました。

弊店明日29日から1月4日まで正月休みを頂き、新年は5日(土)より営業致します。


それでは来年も宜しくお願い致します!よいお年を!


                             空井戸サイクル CEO雨森無我

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。