リアル・マッコイ。

「マッコイ、A-10を手に入れてくれ」

 

A-10・・・ありゃ・・・オマエ、旧型で・・・。

というエリア88の様なやり取りがあったか否かは別として、この度「A-10」の御相談を頂きました。


勿論、フェアチャイルド社のA-10/サンダーボルトⅡである訳もなく。

Monkey A-10で御座います。

空飛ぶ系のアクティブなライダー様とはご縁薄い弊店ですから、A-10の存在は知りながらも手にした事は一度もありませんが、

顧客様より「空・・・飛んでみたい・・・」とジャンプバイクの御相談を頂くとなるとA-10の話題は避けきれません。


しかしA-10が生産されたのはもう6年ほども前で、生産本数も確か30本だったはず。

常識的に考えればもう新品などあるはずがないのですが、モノは試しと総本山・ワークショップモンキーさんに問い合わせ。


「日本の何処かに、まだA-10持ってるお店さんって・・・無いですかねぇ?」と聞いた所、答は!

「今、目の前の天井からぶら下がってるよ」

という事で話は急展開、即分けて頂ける様お願いして弊店にイラッシャイマセ。

華美な所は一切無い無骨な造りですか、D字断面材で組まれた屈強なリアバックをはじめ、

目を擦って二度見してしまうダウンチューブの形状などが、血の気の多い一本である事を示していて興味深い。



と、まぁこの様に「出尽くした」と言っても絞ってみれば、隠し在庫というか裏在庫みたいなのが出て来る事もあります。

弊店在庫は完売した98−ST7も日本全国にあと2本存在する模様ですので、気になる方はMonkeyさんのFBを常時監視されたし。

ウチのとち狂った子(カルトスター)もね、実はスペアとして確保している分が一本あったりするんですよ。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。