Hang and bikky。

次男(2歳・短足)が「ジテンシャ、乗ルワ」と言い出したのですが、彼は重要な問題に気がついていません。

そう、彼は自転車なぞ持っておらんのです。


乗り物に興味を示してくれる事は大変大変嬉しい事ので「欲しいモノをさぁ選べ、即買うたるわい」と言いたい所なれど、

そもそも弊店で扱いのある幼児用車両なんてのは無いに等しい。

先日も友人の子供が「ピンクの自転車欲しい」と言うので買うたりましたが、普通〜にTREKのを買いに行ったくらいで。

どうしよっかな〜、とかノンビリ考えている暇はありません。

我々オッサンの1日は彼らにとって1週間よりも長く感じるはずですので、この際契約の有無など一切考えず、

大急ぎで用意したるはヴァムースなる名前のGT社製幼児車両。

巨大なドロップから着地したDHバイクの如きへの字フレーム、これなら彼の純日本人体型にフィットするはずだ!



さぁ明日は日曜日だから朝から練習すべし、なので早速持って帰るべし。

しかし・・・持って帰ろうにもロングテールバイクを封印された今ですから「何も考えずにポン」という訳には行かんです。

「とりあえずこんな感じか?」と幼児移送車両に無理矢理括り付けてみた所、基本路線は間違っていない感じ。

固定には100円ショップのゴム紐を用いたのですが、ゴム紐では少々不安というか不安定というかでグラグラします。


タイラップで括ってしまった方が確実です、しかし走っている最中にズレて来たら括り直せないし・・・。

「そうか、こういう時こそアレの出番なのか」という事で此方。

Fix-Plus (46cm)  ¥1,100(税別)  

耐候ナイロン素材で出来た汎用バンド「フィックスプラスストラップ」がそれ。

伸縮性がありますが僅かにある程度なのでユラユラしませんし、引張強度90kgという強さでガッチリ固定可能。



っていうかこの製品を見た人の多くは「Simworksで扱ってるアレ?」となるのではないでしょうか。

まぁハッキリ申し上げてほぼほぼ同じモノですわ。Simworks/RALのPack-it-right(PIR)と。


ただ少しだけ違いがあり、まずあげられるのが長さの展開。

PIRが20インチ(≒51cm)と32インチ(≒77cm)の2種展開なのに対し、Fix-Plus(FP)は35cm・46cm・66cmの3種展開。

で、弊店が注目するのは46cmというサイズになり、コレが実用上長からず短からずのジャスト寸なのではないか、と考えるのです。

数字で言われてもピンと来ないと思いますが、おーいお茶の2Lペットボトルをフレームに括り付けてチョッと余る感じ。

こういうベルトって大は小を兼ねないというか、必要以上に長いと使い辛いし邪魔だと感じる事しばしば。


「言いたい事はわかった。しかし46cmも51cmもそない変わらんだろう?」

と指摘されれば全くもって仰る通りなのですが!FPの色選択にあるこのオリーブという色は魅力的ですし、

RIPの51cmがナイロンバックル(77cmはアルミバックル)なのに対し、FPにはは全てアルミバックルというのもまたチョッと魅力。

と、ツラツラと書いてみましたが本品は使ってなんぼの実用品ですから、己が用途に適切なモノを選ぶのが一番、

そこにFix-plusが強い、Pack-it-rightが速いといった優劣は御座いません。


ただどちらがメジャーかと言うとやっぱりPIRの方が圧倒的にメジャーっぽい気がするので、

判官贔屓にもFPの良さをアッピールしてみたくなった次第。



因みにPIRが米国製なのに対しFPはドイツ製、だからどうしたって話ですけど、ね。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。