私信。

丁度一ヶ月前に自宅を引っ越ししたワタクシですが、引っ越しして一番驚いたのは「新居にエアコンが無い」という事。

旧い新しい・使えるボロいは別として「借家には残置エアコンの一つくらいはあるモノ」と思いこんでいたので、

一軒家にエアコンが一つも無いという事態にただただ慄くばかり。

が、この梅雨入り前直前にエアコン取付工事を終えたので昨晩はエアコンスイッチオン!

・・・ふぅぅぅぅぅ〜、快感〜。


まぁそんな事で引っ越しに伴い予想外にお足が出て行きましたし、新居は子供重視の間取りの為、

自転車が3台しか置けず、残るマイマシーンは店の奥に封印してしまったいる状態だしで、

「売るなら買い取るから連絡くれ」と言われていた此奴を売りに出してしまおうと考え至った令和元年梅雨。

ただ問題は・・・誰がそう言っていたのか忘れてしまったという事。

誰だっけ?誰が言ってたんだろうか?それにいつの話だったかも全く覚えていないという体たらくなので、

連絡掲示板的な感じで此処に記すと同時に、この手の車両に関心ある方にも改めてご案内をば。



フレームの素材は見たまんまチタンのタンゲ/アルティメイトチタニウム。

この事が指し示すのは良いパイプとかよりも「良い台湾製チタンバイク」である事ではないでしょうか。

古くはロシア製、近年では中国製チタンバイクが多い中にあって台湾製というのは案外少数派である種のプレミアム。

個人的にはリン◎キーとかよりも余程綺麗に出来ていると感じる所も多々あり。



シンプルなフレームながらヘッドチューブはスピンドル部材ですし、そこに被さるダウンチューブは扁平大径のモノ。

エンドのロケット状小物などに米国某チタン大手との血縁というか影響を感じるのも面白いですが、

それ以上に面白いのはブレーキ台座無しのモノが多かったりするチタン製固定ギアフレームの中にあって、

此奴が「ブレーキ台座付き」であり、加えて「最大32cの太いタイヤを履ける」という所。

言わばチタン版のSurly/Steamrollerみたいなモノですな。

ブレーキはロングアーチ対応ですので、組み合わせるフォークもロングアーチになりまして、

ロングアーチ対応の素敵なフォークと言えば?否も応も無くWoundUp/CommuterFork


そしてブレーキは普通のロングアーチでははく、Paulcompのセンタープル「RacerMID」でマッドクリアランスは最大限確保。

価格的には結構なお値段ですが、他のブレーキシステムでは味わえない病的な引きの軽さはプライスレス。

前後アウター受けも同じくPaulcompのFunkyMonkey。ついでに言うならリアのクランプ式は探す人も多いであろう絶版品。


全体的な方向性としては青年時に憧れたけれど手に入れられなかったLitespeed/Appalachian、

それのシングルスピード/固定ギアバージョンをオッサンになってから仕立てた、という感じになりましょうか。

「ピンクの部品が意味不明」と言われれば正に仰る通りなのですが、コレはまぁ・・・思い出の品的なヤツです。

常識的に考えればモノトーンパーツに交換した方が100倍格好良く纏まると思いますので、此処は無かった事に。


対して消耗品関係では草臥れて来ていたチェーンやワイヤ、バーテは新品に交換済。加えてタイヤとチューブも新品に交換する予定。

と、人様にお渡しする準備だけは進めているのですが引き取り手の方は・・・何方様でしたっけ?


「俺だ俺だ!」という方は是非ご連絡下さい。

また「俺じゃないけど俺な気がして来た、うん、俺だ!」という方も合わせて御検討下さい。

☆翌日記:連絡つきました!

提示金額はけっして安くは無いですが、スチームローラーを新車で普通に組む事を思えば然程変わらんと思いますので、

趣味が合う方にとっては結構・・・魅力的じゃないですかねぇ?勘違いでしょうか?

ただトップ545mmに対してシートがc-c560mmもあるので、身長180弱無ければ厳しいという点要注意。


空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。