2020見聞録 その2。

爽やかな朝ですね。嘘です、朝から徹底的に蒸し暑いです。

水辺なら少しはマシか?と思い水に吸い寄せられ吸い寄せられしている内に気がつけば大阪に居ました。

「・・・帰るか」

いや、せっかく大阪まで来たのですから都会見物でもして行くか、と踏み込んだ巨大なビルの中で待ち受けていたモノは!

オモチャの展示会です。

最近、ゾイドが復活してるんですよ。しかも我々が子供の頃のゾイドと違って動き方が高度。

そういったオモチャの進化を知る良い機会ですからチョッと覗かせて頂きましょうか。

なに?まだ?準備中?だいたい貴様は関係者じゃないだろって?  正解!


追い払われたワタクシを暖かく迎え入れてくれたのは隣のブースで行われていたシマノの展示会。

「た・・・大尉、連邦軍の新兵器です!」

「うろたえるな、これがSPDサンダルというモノだ」


「いや、そっちじゃなくてコッチ。コッチのカットモデルで秘密が丸裸になってんですよ!」

うむ、何が何やら全然分かん。


e-bike(またの名を電アシ)のユニットってボッシュがあってシマノがあって他にもあって、

其々にグレードがあり進歩もある訳ですが、現在の日本においては「自ら部品単位で選ぶ」という事が出来ないですし、

絶対的価格帯が高いのに対し享ける恩恵とのバランスが今ひとつな様に感じるので・・・どうも興味湧かんです。



電アシって良いよね!と自分が思える様な車両と出会えるその日までは興味持てず、そして時代に置いていかれるんだろうなぁ。

ハッ!ユーは誰?

Bennoというブランドの「Boost-E」という製品だそうです。

ネオクルーザースタイルのミッドテールe-bike、凄く良いじゃないですか!


特に足を前に漕ぎ出すフォワードってのがこういったスタイルと相性良いのは確実。

Electraのクルーザーはロングテールのベースに最高だと考えていただけにコレは諸手を挙げて絶賛。

で、資料に目を通すとこのブランドを作った人は元エレクトラとの事でなるほど合点。


キャリア&デッキ類はBennoオリジナルという事でXtracycleと一切互換性はありませんが、

シンプルな荷台からサイドローダーを含むモノ、そして子供を載せる際の枠などがオプションで用意されているとの事。

ミッドテールなのでロングテールと比べると荷台は狭めと言えども、ギリギリチャイルドシート二脚装着可能だそうです。

この大き過ぎず小さ過ぎずなサイズ感も含めて日本では結構・・・うけるんじゃないですかね?

コンポはデオーレ1x10でブレーキは勿論油圧、ユニットはボッシュのミドルグレード「パフォーマンスCX」の250w、

オプションバッテリー買えばバッテリー2基搭載可能で走行可能距離も倍増可能ですし、

何より扱いが国内のボッシュユニットを管理する代理店という事で安心感もプラス。


オマケにSuperNovaの高級ライト前後もついてお値段¥45万(税別)。

安いとまでは言いませんが、内容を考えると常識範囲内と言うか何と言うか「全然あり」な価格だと思います。

いや〜、コレが売れれば日本のe-bike事情もチョッと変わって来るんじゃないですかね?楽しみ〜。

って他人事か〜い!

コレね、契約条件が割と厳しいというか何と言うか・・・渋いんですよ。

予約発注して販売在庫を自店で管理して、それではじめて渋めの利益が出るといった具合で、

追加注文とかになると日当の出るボランティアみたいな利益率になりますから、個人営業の店ではとてもとても。


代わりにユーザー視点で言えば限り無く良い条件で手に入れる事が出来る、という事でもありますので、

もし「ブースティーボーイズ、ブースティー・コリンズ、ブースティー、素敵」と心奪われた方が居られましたなら、

是非お近くの自転車屋さんを「オレが買うから安心しろ!」と鼓舞してあげて下さい。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。