勝敗判定。
昨年秋に腎臓を出発した結石、未だゴールを迎える事無く腹の中で停滞中です。
お医者さんから「放置はアカンで」と助言頂きましたが、まぁその内落ちて来るだろうさと放置。
「放置、怖くない。No fear。」と嘯くも実際は少々心配だったりする中、持ち込まれた一台の車両。
「アカンアカンとは思ってたんですけど持って来るのがついつい遅くなってしまって」と聞き、BB部分に目をやると?
なんか・・・クランクがBBにめり込んでますね。
コレではクランクがゴリゴリとしか回らん訳ですが、オーナーさんは騙し騙しのゴリゴリで乗っていた、と。
ある程度予想はつくのですが、恐る恐る左クランクを外してみるとやっぱ予想通り!大〜当た〜り〜!
左ワンが削れてズッルズル。
「右ベアリングが崩壊⇒漕ぐ事で部品を微細化⇒空間が空く⇒BB軸が右に寄る⇒左クランクがBBに接触」という流れの模様。
削れる前であればポンポンとBB交換するだけで良かったのだけれど、こうなってまうと・・・タガネ?ポンチ?金ノコ?
オーナーさんには申し訳ありませんが作業時間が伸びるに伴い工賃嵩むは自明の理。
放置する期間がもう少し短ければ、と悔やまれる案件で御座います。
他方、此方の車両は御相談頂いていた件とは別に何だか変速の具合が変。
変だな〜変だな〜なんか変だな〜と変速操作をしていると。
ポロン。
は?
プーリーケージがポロンと外れてしまいました。
最初は固定ボルトが抜けたのかな?と思ったのですが、固定ボルトは定位置にチンマリと刺さっておりまして、
ならば此方かと見たプーリーケージから生えるピボットシャフトの先端部は・・・盛大に摩耗していました。
冬はCXレース用車両として、それ以外の季節はメインのサイクリング車両として酷使し続け10年弱。
此方ももう少し早く持ち込んでくれたら何とかなったのに〜、などいう事は一切無く天寿を全うした感じ?
潰れる事は歓迎出来ないけれど、潰れるまで乗り込めたってのは良い事です。
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