コドモドラゴン。

暖かく麗らかな昼下がり、一本の電話からそれは始まりました。


「アニータが!アニータが居なくなった!」

電話の主である家内曰く、公園に出掛けて遊んでいると長男・兄ータが居なくなった、との事。

迷子なんて人生に一度や二度あって当然、無い方が変。

とは言え最悪のパターンというのが脳裏に張り付いて離れないのが親の弱み。

パパっと店仕舞したなら張り紙一枚にあとは任せてアニータを探せin振替休日。


アニーターッ!待って居れよーっ!

と漕ぐ事数分後、電話がなり「アニータ、自ら出頭」との報をうけてUターン。

え〜、だからどうしたという話ですが店を空けていた十数分の間にお越し頂けた方が居られたとするなら、

あの張り紙はこんな顛末だったので御座います、申し訳ありませんでした、と謝罪したいと思う訳です。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。