神話(ガセ)。

「店が消滅する前に最後の仕事だ・・・組めぃ」と持ち込まれたフレームfrom多分ヤフオク。

普通に組める品質であれば出処がどこだろうと何でもカモンで御座いますが、

そんな事よりも引っかかったのは「あ、フォークのアクスル持ってくんの忘れた♬」という一言。

アクスル無しでも組めない事は無い、けれどどう考えても組み辛い。

マイマシーンのアクスル引っこ抜いて代用するという手もあるけど、そうするとマイマシーンがグラグラしちゃうし。


車両を組む間だけ自立させる為に突っ込んでおく「15mmシャフト的な」何か丁度良いものはないかしら?

マジックのマッキーはテーパーなのでボツ、ぺんてるペンは実に惜しい16mmなのでやはりボツ。

15mmのアーレンキーなんてのがあれば一番良さげだけれどそんなの持ってないし、工具箱の中にも丁度良いモノは無し。



何か無いかな〜・・・と探している目線の先に捉えた黒光り。

恐る恐る手に取りフォークに挿してみると!適度な手応えをもってスススと入って行く絶妙なサイズ!

その正体はSurlyのノベルティグッズである変形鉛筆。

「変な鉛筆。っていうか鉛筆とか普段使わんし」と斜に見つつ、捨てるのも勿体なくペン立てに刺さり続けていたコヤツですが、

もしかして鉛筆としてのみではなく、仮アクスルとして使う事も想定されて・・・いたのか?


15mmアクスルの代用としてぴったりな太さだけでなく、長さもまたブースト規格まで充分対応する長さ。

間違い無い!これはSurlyの深謀遠慮ならぬ神謀遠慮なり!

そうじゃなかったらノベルティにこんな鉛筆なんか選ばんでしょう?

はぁ〜、やっぱりサーリーは凄いや、まだまだ奥が深いぜ。


といった様な偶然と勘違いと思い込みが伝説を作るんでしょうね。

まぁそんな鉛筆に助けられて本日も無事ミッションコンプリート。

明日は定休日です。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。