春雷襲来。

昨日に引き続き雨模様の本日でしたが、昼の晴れ間に浮かれて飛び出してしまったお客様が疲弊した顔で帰って来られました。

曰く「雨上がりでクリアになった山の空気を吸おうと出掛けたは良いが、赤土がタイヤに絡みつき絡みつきで・・・」。


ほほぅ、そういう時に丁度良いのが本日届いておりますよ♬

という事で今話題(当社調べ)のSalsa/Stormchaserが降臨。

マッドコンディションで襲い来る様々なトラブルを右へ左へと捌きまくるシングルスピードグラベル車で御座います。


いざ現物を前にして一番驚いたのが「色」

資料を見ている限りはラメ系メタリックだと思っていたのですが、箱を開けて出て来たのはツルツルメタリック。

色調自体は画像に写ってるよりも赤味掛かっており銅色、カッパーゴールドという方が的確かと。

最大50c(≒29x2.0)という余裕のクリアランスは極太タイヤを履くためのみならず、

タイヤが泥ドーナッツ化した際にも回転を維持出来る為の余裕でもあり、

フォーク内側に用意されたステンレス製スカッフガードは泥待ちである事を示しております。

「こ・・・この雑に扱えそうな感じは・・・山遊びにも嵌るのでは?」

そうそう、マッドコンディション用グラベルレーサーっつってもそんなレース体験が人生に何度もあるでなし、

現実的には雨や雪の悪条件化でも細かい事を気にせず風邪ひくまで走れる愛人相棒って感じで。


¥20万以下の車両の中では最大限のトキメキを搭載しているであろうストームチェイサー。

今日は作業予定が詰まっていたので箱から出しただけですが、また時間みつけてキッチリ仕上げたあと再度ご紹介をば。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。