アフター・マン。
お陰様で新装開店の日を迎える事ができました!ってのはもちろん嘘で。
「熨斗つけるのに閉店祝いって変やん?」と考えた知人が選んでくれた熨斗紙です。
まぁ閉店というてもいきなりスパンと消滅する訳にも参りませんで、引き続き作業と店内の整理とを並行しておりますです。
半仕舞いの薄暗い店内でとっくむはキャンプストーブグリーンが懐かしい初代カラテモンキー。
オーナーさんにお求め頂いたのは13年ほど前になりましょうかね?
時に大事にされ、時に雑に扱われと波乱万丈な人生猿生であった事を多くの傷がモノ語っております。
で、解体されていた此奴を再び羽ばたかせよ!というのが今回のミッションなのですが、
シングルスピードで組むのならやる事なんて殆ど無いんじゃない?と舐めてかかっておりました。
しかしフレームと共にお持ち頂いたPaulのハブが・・・ベアリングの状態良し悪し以前に「解体出来ない」。
クイックの締め過ぎが原因なのかなんなのか、シャフトの端が歪んでしまっておりアジャストナットが外せませんで、
「まぁベアリングがグズグズになった時に考えようか」と無視作戦で挑もうとするも、件のベアリングがグズグズ。
もはや撤退は許されん!ゆえに行き行きて神軍、本来非分解箇所であるボンデッドのナット側から解体。
そして用意したるは此方、閉店後初入荷商品である補修用シャフトKIT。4点セットでお値段約¥4,000。
ポールの純正補修部品という響きからすると意外に安くないですか?ワタシは安いと感じます。
シールカートリッジベアリングを使ったハブですので、シャフトキットとベアリングを交換すれば動きは新品同様。
新品でないのはハブシェルだけなので「そりゃそうだ」ってな話ですが、此処でフと気になる事がありました。
シャフトキットは約¥4,000、ベアリングは精々¥3,000、そして新品ハブが¥20,000弱。
という事はハブシェルボディ代が・・・約¥13,000相当になるのか、と。
いや、新品ハブ代に対して補修部品が比較的安価ってのは非常に有り難い事ですし、
それ以前に補修部品を用意してくれているだけで大感謝なので文句など一切御座いません。
何より今は無きグリーンのハブが使い続けられる喜び!ありがとうポール!ありがとう!
そんなこんなでもうチョッとだけ店の奥で作業している日々が続きますが、
居る時・居ない時がバラバラなので御用でお越し頂ける際は前もって御連絡頂けます様お願い申し上げます。
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