皆様ご機嫌よう。

「ご機嫌よう」って良い言い回しですよね!上流階級っぽくて!

高校生の時にバイトしていた先のエライさんが包み隠さぬどストレートなゲイの方で、

挨拶の度に「ご機嫌よう」と仰っておられたのが未だに尾をひいています。


そんなワタクシ、常に中流であり続けたいともがきつつ崖っぷちから足を半歩踏み出しておるも、

落ちて行く瞬間には小指立てつつニコッと笑って「ご機嫌よう」と言える漢で居たい、

とかそんな事はどうでもよくて。



「週に一度くらいは説教垂れようではないか」と宣いつつ全く成し遂げれていないのは何故か?

まず一つに純粋に忙しい。持ち帰り仕事で毎週5000字くらいは打っており、

家に帰っても時間があればパチパチパチパチ・・・みたいな感じで説教どころではない。


そしてもう一つに本サイトサービスの画像データ使用上限を迎えてしまい、これ以上画像が使えないから。

いや、銭金払えば容量増やせるんですけど払いたくないですやん?Yes、腹痛くない。



しかし決めた事は成さねば漢ではない!ジェンダーレスの時代だけれど漢じゃない!

という事で本日も行き行きて神軍。



お題は「欲」。

「自転車乗らすと滅法速い人」とか「一日200km?楽勝だぜ?」みたいな人って・・・格好良いですよね。

かく言うワタクシも憧れますし一目置くどころかVIP待遇してしまい勝ちです。


しかし速い人が偉い訳でもロング強い人が偉い訳でも無い、それもまた確かです。

「言ってる事が逆なんだよ!」とお叱り頂く可能性も感じますがさに非ず。



ワタクシ思うですよ。自転車に乗るという行為を「食べる」という行為に置き換えると腑に落ちるんじゃないかって。

速く走れる人は「早食いの人」、レースなんかも好きで勝ちたい人は早食いチャンピオン目指す人。

幾らでも走れるロングに強い人は「大食いの人」、もっともっとと距離を伸ばす人はフードファイター。ブルベは大食い大会。



どうでしょう?食に興味が無いワタクシからすれば早食いの人も大食いの人も、

「ああ、そういう人が居るんですね、楽しそうですね」みたいな感じで完全無関心です。


でもですね、例えば熱いうどんを堀ちえみ(@往時)の如く一本一本時間を掛けて喰えって言われると・・・旨くない。

同じく豪華な10品定食を前に喰いたいのに腹いっぱいで喰いきれないって・・・辛い。


自転車も同じではないでしょうか。

メチャクチャ速くなる必要はないけれど、楽しい!気持ちいい!と思える程度には速く走れた方が良いし、

メチャクチャ遠くまで走れる必要はないけれど、ある程度距離走れないと何処にも行けないし。


つまり能力主義に対して全肯定するのも全否定するのも、同じくらい変って事。

早食いも大食いも競技としてやるのでなければ、能力の目的は「美味しく食べる為」でしょうし、

自転車の目的もまた「楽しく走る」がまずありきで、その為にある程度の速さと行動範囲が欲しいよね、と。

若き日より「沢山食べたい!」と常思い続けて大盛りを注文し続けたワタクシですが、

昔で言えば初老と呼ばれる歳になり、流石に普通盛りしか食えなくなって来ました。


自転車もまた仕事前に朝から八丁平!みたいな事を今でも出来るかってーと・・・絶対に無理。

でも別に良いですよ。

美味しく食べられて、楽しく乗れるのに何の不満がありましょう?


峠でスパンスパンと抜かれても、「わ〜、よく食べるねぇ」みたいな感じで眺めるだけ。

憧れは憧れとして別腹って事で。



本日は以上。

次回は「メタルとプロレスの相関性」についてお送りしたいと思います。

ニルス・パトリック・ヨハンソンの自在なボーカルって・・・憧れちゃうよねぇ。

音痴なワタクシでも憧れるのは自由なのです。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。