To me。

今月から当ブログの更新を再開してみたワタクシですが。

息が続かんです。

「週に一度くらいなら何とかなるんじゃね?」と思っていたモノの、週に一度ジッと座ってキーボードで・・・何打とうか?



空井戸サイクル盛業時はほぼ毎日更新していた訳ですが、それは自転車屋という生業があった上での事。

最早自転車小売業の立場にありませんので商品の解説などする事は無いし、書くとしても説教だけになる、というかならざるを得んで。


そんな事をワタクシが主催する自転車生活共闘組合シクロンデンの専務理事にこぼした所、返って来た答えが此方。

「説教で良いんと違います?もう説教してもいい歳でしょうし。」


目から鱗とは正にコレ。

そう、オッサンは説教をする生き物なのです。

夜回り先生で言う所の「いいんだよ」の精神で説教に邁進すれば良いのか、と。



「やめろ!説教なんか聞きたくねぇ!」という方は誰も読まないと思うので今回から説教100%で行きます。


まぁそんな本日、電話がプルルと鳴ったので出ますと。

「貴HPの過去記事にあった商品について伺いたく候。HBCの110pcdバッシュガードの在庫有りや無しや?」

あるあるです、時空を越えて昔の商品のお問い合わせを頂くってのは実にあるある。


しかしHBCなんてメーカーはとうの昔に廃業しておりますし、己さえもまたウンヌンカンヌンなので「生憎ながら」としか答えられないのですが。


残念でしたサヨウナラ、で済まして良いのでしょうか?

お話を聞くと旧いMTB(エレベーテッドだって!)をリメイクしている中で110pcdバッシュガードが必要になり、

オークションで「コレ良いね!」となった110pcdバッシュガードを落札するも届いたのは何故か94pcd・・・ってちょっとオモロいやん。

そして「くっそ〜!」と検索する中で辿り着いたのが弊店HPだった、と。


しかし残念ながら御用命のHBCバッシュは無い、無いモノは無い。

でも110のガードなら・・・とお道具箱を掘り返すと?あったあったMRPのリング。

「MRPならありますけど如何ですか?」と御案内してみた所、「悪からず」との事だったので即発送。

新品ではないしそももそ売り物ではないんだから、お代は現物受け取って確認してからの「As you like」にて。





以前、「#MeToo」ってのが話題になってましたよね。実は私もそうなのよ!みたいな。

まぁMeTooの様な深刻な話とは全く違いますし、性被害対象にさえならないオッサンなのでそもそもMeToo側ではないのですが、

「私もそう!」という共感よりかは「To Me=自分にとっては」の方が我が人生において重要です。


誰も見向きしないしょうもないモノでも自分にとっては結構お宝なんだよね〜、みたいな。

その価値を分かって頂こうなどとは露ほども思わない、というか自分だけのヒ・ミ・ツ。

いつかまた使うだろうなと仕舞い込んでいたMRPのガードですが、じゃぁいつ使うの?と考えると・・・未来?

そうであれば今現在必要とする方の元へ行くのが自然な流れというモノではないでしょうか?

「私もコレ好きなんですよ!」というMe toの価値観は平等だとしても、MRPガードに対する「To Me」においては温度が違いますし。


こうしてモノは天下を巡り、いつか自分が「こここここれが無いと〜っ!」と煩悶する日には誰かが助けれくれる、

そんな自転車共産主義社会が来ると良いですね!


ってホンマに来たら怖いから革命実現せん程度に、隠れて己の田だけを耕すが如く地味に活動して行く所存で御座います。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。