胸襟開いてハハハのハ。

昨日今日とアイアン・セイバーだけを聞き続けて気分はスッカリ近未来。


まぁ未だにロードはダブルレバーが基本であるワタクシからすれば、

自走式掃除機ルンバもダイソンの扇風機も皆近未来なんですけどね・・・。



と、時代からガンガン取り残されて行っている昭和人間なら、

そして同時にサイクリストならきっと好きになるに違いない、

原始的グッドフィーリング賞受賞のハンドルといえば此方。

Simworks x 日東 To-smile-bar  ¥7,800(税別)

普通のドロップハンドルで無いのは見ての通りとして、

マウンテンドロップでも無ければラウッターワッサー系でもない、

独自の世界感をもって生まれた名作・トゥースマイルバー。

日東のセミドロップバー「B130AA」が、

グググっと成長した様なボリューム感溢れる形状は、

力任せに漕ぐオッサン漕ぎにジャストマッチなそれ。


裾幅520mmというワイドさはダートでも押さえ込みが効き、

何処を握っても握り易いシェイプは上りも下りもグー。

ただ「握り易い=楽」という意味ではなく、

グッと握ってパワーを掛け易いという意味であり、

ハンドルの上に手をチョンと置いて乗るには不向き。


また個人的感想としてはSTIとの相性はイマイチだと感じるので、

STI愛用者であれば他のハンドルの方が幸せになれるかも。


例えばこんなSTIを前提とした現代的なダートドロップバーとか。

Thomson DirtDrop ¥15,000(税別)

その名前や肩幅440mmからという展開からも分かる通り、

ダートライドに照準を合わせたドロップバーな訳ですが、

他の同系製品がコンフォートさに重きを置く事が多いのに対し、

トムソンのダートドロップはドロップ147mmと比較的深さがあり、

チョッと攻めの匂いがする所がトムソンらしくて素敵~。


そんな土臭いハの字系ドロップとは違い、

オン/オフ問わずフィットする正常進化系ハの字ドロップといえば。

「Salsa Cowbell-bar」が定番中の定番でしょう。

グラベル用ハンドルと言えるカウベルですが、

12°という絶妙につけられたフレア角により下ハンへの移行が驚くほどスムース。

また380~460mmとサイズ展開も広いので、

ダート系という固定観念を捨てて普通のロードでも一度お試し頂きたい逸品。

丁度今年はグラフィックの変更があるので、旧グラフィック在庫はチョッと安めで御案内。

カウベル3(6000系アルミ) ¥5,600→¥4,800

カウベル2(7000系アルミ) ¥8,500→¥7,300


新グラフィック分の入荷予定は今の所未定ですので、今春カウベろうという方は是非。

またグラフィック変更と共に、カウベルデビュー時から個人的に望んでいた、

カーボン仕様のカウベルカーボンも登場しますので、カーボン派は暫し待つべし。

と、ハの字ドロップについてダラダラ書いた所で明日は定休日です。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。