幽波紋。

興味本位で新しい小道具を買ってみました。

ホイルの下敷きになっているペチャンコのスタンドです。

ミノウラ DSX-1 ¥3,500(税別)

この製品が如何なるモノかを言葉で説明するのは難しく、

「車両を載せると左右からタイヤを挟み自立するバネ仕掛けX形状スタンド」か、

もしくは「レースワンのポニー的なヤツ」という説明位しか思い浮かびません。

ピンと来ない方はメーカーHPの説明をご覧下さいませ。


まぁそんなミノウラ版ポニー的スタンドでありますが、

実際に組み立ててみると構造がポニーとかなり違い、

「なるほど!」がギュッと詰まった興味深い仕上がり&実に便利。

18インチから29インチまでホイル径問わず乗せれば自立。

幅は最大57mm(≒2.25インチ)までとの事ですが、

試しに3.0幅を乗せてみた所・・・立つには立ちますがグラグラして不安。




やっぱセミファットになるとエンド挟み込み式スタンドが必要ですね。

でもリアアクスルの形状って色々ある上、最近更に増えて来てしまって混迷。

シマノの142mmスルー用シャフトを、ミノウラの定番スタンド「30BLT」に乗せると、

チョコンと乗っかってるだけ、すぐに外れそうで不安定な事極まりなし。



「無理矢理の汎用性最高」と個人的に評するサイクルデザインの「リョウバサミ」も、

掛かりの浅さは如何とも如何ともな感じで・・・目を放すのが不安になる。



そんなリアエンド戦国時代を平定する新世紀の覇者となりえるのか?な新製品。

ミノウラ DS-30MP ¥2,800(税別)

「スタンドがキッチリ納まらん・・あ~イライラする!」

という声は世の中から波の如く上がって来てるはず。

なので、この手の製品の開発ってのは恐らく物凄く考えて考えての結果なのだと思いますが、

ミノウラさんの出した答はスリット形状の工夫に加え、

上側に飛び出した「爪」でありました。

大きく開いたスリットで様々な形状のシャフトを掴み、

それでも取りこぼしそうなシャフト形状の場合は上から爪で抑え込む!と。

むぅぅぅ・・・コレは・・・なるほど。

店頭にある車両を手当たり次第乗せてみましたが、どれもかなりの自立安定感です。


コレにてエンド天下平定なり!

となれば良いんですけどエンドの進化は止まる事無く、

スタンドの進化もまた、なのでありましょうなぁ。

あとどうでも良いですけど、此方は先日見掛けたリアカーのエンド形状。

改めてジックリ見てみると、固定方向に工夫があって面白いですね。 

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。