スタンド・バイ・ユー


本日から6月の突入。

先行してグレーとグリーンが入荷していたPepcycles/NS-D1の残りの一色「イエロー」が、

「入荷予定5月末〜6月」という事だったのでそろそろかな〜と気になりだしております。

まぁそんなPep、乗り手の好みによって色々変身出来るというのがミソな訳ですが、

その変身ポイントの中で最も重要だと個人的に考えるのが此方のエンド。


シングルスピードも外装多段も内装変速もいける、とかいった話は置いといて。

さぁ調理の前に準備したるは此方、シマノ純正ナット止用軸(¥390)。

スルーアクスルが普及する前は定番改だった無垢軸化を平成も終わろうという今再び行う事に感無量。


しかし今回行うのは剛性向上や固定力の強化を狙っての事ではなく、ママチャリ用スタンドをガッチリ固定する為。

そう、Pepのエンドの肉抜きは軽量化などではなく、ママチャリ用ダブルスタンドの爪が収まる為に設けられているのです。


とは言えママチャリのエンドとPepのエンド形状が全く同じという訳もありませんので、

スタンドの一部をチャチャッと削ってやってナットで止めると・・・ジャン!

「こんな自転車にママチャリのスタンド着けて誰が喜ぶねん!」

という意見が殆どでありましょう、しかし小さな子供が居る人にとってはビッグニュースのはず。


大抵どんな自転車であってもチャイルドシートを取付ける事自体は出来ます。

しかし、安全&快適に子供と移動できるかというのは全く別の話で、

その最大の壁はしっかり立つスタンドを装着出来ない、という点。

自転車だけを自立させるならば充分な一本足スタンドも子供を乗せ降ろしするとなれば不安全開、

子供が乗る時から乗っている間、そして降りる時まで一瞬たりとも気を抜けませんし力もそれなりに必要です。


それがダブルスタンドが着くとなると・・・当然滅茶苦茶便利に。

しかも高価な専用スタンドとかではなくママチャリ用の安くて強いスタンドが使える、と。

子供をチャイルドシートに乗せる時間なんて所詮数年だけです。

でもその数年間を我慢せずに楽しく走れるならそれに越した事はありません。


格好良くて色々遊べる自分の自転車が欲しい、でも今は子供と一緒に何処かへ行く時間を楽しみたい、

そんなアナタは絶対にPepをチェックすべきなのです。

勿論、100kmの超ロングダートを駆け抜けるとかレースで勝つなどの野望も捨てる必要は一切無い・・・らしい。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。