ギリギリ。

まぁしかし「コレほどの水が何処からやって来るのか?」というくらい降りますね。

カモガワは濁流と化しており川辺の歩道もギリギリ、実にギリギリです。

しかしこの「ギリギリ」で留まる事が殆どで、歩道まで濁流に呑まれることは稀。

絶妙なコントロールに感心しますな。



で、こんな日はお客さんが来る訳もないので店に籠もってアルミフレームのフェイスを切る。

普段鉄フレームばかり触っているので、たまにアルミフレームの切削作業をすると、

面白いようにサクサク削れて行くのがとても気持ちよく、つい調子に乗ってサクサクサクサク・・・。

「どうせならツラっと綺麗に面を出したい!」という欲求は抑えねばなりません。

後ろの凹んだ部分(黒く残っている所)が消えるほど削ればそりゃぁ気分は良いですが、

シェル幅が本来の幅からドンドンドンドン狭くなって行ってしまいます。


フェイスを切るならBBの接地面積を均一に確保出来るギリギリで止めるのが正解。多分。

昔買ったカナダ製のアルミフレームは、とてもとても綺麗にフェイスが切られており、

「わ〜、やっぱビルダーって優しいなぁ〜」と喜んだのも束の間、実測すると66mmしかないという事がありました。


まぁ別に68mmあるべき所が66mmでも死ぬ訳では無いのですが、ギリギリで立ち止まる勇気はある方が良いって話で、

皆様のマシーンのBBシェル面に多少削り残しがあったとしたら、それは施工者の我慢の証だと御承知置き下さい。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。