グラベルパンツ。

10年位前は夏でも長ズボンOKだったワタクシですが、昔の人からすれば「初老」と言われる歳になり、

夏に長ズボンが厳しいと感じるようになりました。

何が厳しいって・・・汗がベタベタするようになったんですよね。キサンタンガム入り、的な?

という事で、極普通に夏は短パンになる訳ですが短パンにも色々ありまして、

特に自転車に乗るとなると様々な不都合が出て参ります。

ストレッチ性は勿論、対擦過性、吸汗性、速乾性など機能面の基本のキですが、

普段レーパンを履く人間からすると、ドレもコレも「漕ぎ辛い」と文句タラタラ。


そんな文句を一晩煮出して濾して冷やして固めて割って作った一本がCCPの「ホボレーパン」

その名の通り、限りなくレーパンに近い漕ぎ心地を「ズボン然としたルックス」に無理矢理落とし込んだモノ。

で、ホボレーパンはズボン然としたルックスという点に重きを置いて七分丈を基本としていましたが、

今年のホボレーパンは汗の粘度が高まる人でも更に涼しく更にハードに漕げるようショート化されました。

パターンに色々工夫はあれど、パッと見は普通の短パン。

しかし・・・「クリート緩んでません?」と無理めな動きをしてもケツが破れない問答無用のストレッチ感。

また素材はザラッとドライな肌触りでベタつき難く、引掛け(ピリング)も目立ち難く、当然涼しい。

自転車に乗る=前傾姿勢前提なので股上深いってのは以前から変わらずですし、

加飾目的でのベルト使用を前提としrたベルトループはあるけれど、

ベルト無しでも腰回りをビシっと引き締める厳重な3ボタンというのもやはり。


とは言え、小物類がスポーツスポーツしていないってのがホボレーパンのホボレーパンたるポイント。

まぁオッサンが履くとピッタピタですわ。

しかしコレが駄目かというとそうでもなく、緩いと肌と生地の不要な擦れが生まれて、

ロング走るとお肌が真っ赤になったりしますから、ピタッは正解なのです。

走って降られて濡れて開き直って泳いで走って、そんな夏のドタバタ劇のお供にコレほど丁度良い短パンは他にありますまい。

グラベル系で探検ゴッコをする人の短パンとしてもジャストじゃないでしょうか。


色展開が色々出来れば良いんですけどね、この生地で他色ってのが難しかったりするんですよ。

明日7月6日、CCP代表キジマさんが弊店に来て頂けるとの事ですので、

「いや、でももっとこんなのが!」など御意見御座いましたら直接に是非。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。