つむつむ。
モクモクモクモク・・・。
銭湯の煙突から黒い煙がモクモク湧き出る様は見ていて飽きませんが、
そもそもの煙突自体、子供の頃と比べると圧倒的に減ってしまいましたね。
しかし煙突を惜しむ事無かれ、探すまでもなく我々の周りには小さな煙突があるではありませんか!
ズドン。
煙を吐かない煙突こと「長めに切ったコラム」。いや〜、煙突好きにはたまりませんねぇ。
・・・何?煙突はどうでも良いしズドン感も好ましいとは思わない、ですと?
確かにこのズドン感は流麗とは縁遠いモノですから、自転車を美しく仕上げたい人には好ましからぬモノかと。
ついでに言えば近年激増したテーパー対応フレームの中でも缶コーヒーみたいなZS44ヘッドチューブは、
ヘッドの太さとコラム(+スペーサ)の太さの差が激しいのでズドン感もまた一際。
「そこをね、何と言うかね、もうちっとね、やんわりと出来んモンですかね?」
という人間は世の人々に送るゲンパチック(海外の原発の冷却塔チック)なブツ。
フレーム部材メーカーとしてお馴染み「ParagonMaschineWorks」の手による円錐状ヘッドスペーサーです。
かつてSalsaCyclesからも類似製品が出ていましたが、パラゴン製の方がよりスムースな形状ですね。
さぁ此奴を使うと一体どんな効果が生まれるのでしょう?
サンプルは極太ZS44ヘッドチューブ&肉薄スペーサを組み付けた此方。
ヘッドチューブの太さとコラムの細さの間には熱湯風呂と水風呂の如き急激な変化があり心臓発作を起こしそうです。
そこでスペーサーをパラゴンのテーパースペーサーに替えると!
・・・気持ち緩和された、って感じでしょうか。
恐らく取り付けた本人以外は誰も気付かないレベル、実に地味な部品です。
というかヘッドセットとコラムスペーサの段差なんて己以外誰も気にしませんですからね、
自分だけが感じる「微妙〜に痒い所に手を伸ばす」事こそが目的であり存在意義。
普通のオーバーサイズアヘッドセットと組み合わせた時の変化はこの通り。
極普通のOSスペーサ10mmx2枚。
パラゴンのテーパースペーサ20mmx1枚。
え〜、そんな訳でパラゴンマシンワークス社製テーパーヘッドスペーサ。
10mm・15mm・20mmと作り分けされた小奴等こそが我が心の曇天を晴らす!と感じる方に是非。
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