ピッタンコ。
台所で洗い物をしていた所、何がどうなってしまった事か・・・コップがマグカップに嵌まり込んでしまいました。
入ったんだから取れるだろう、と押したり引いたり回してみたりを試みるもビクともしない。
冷やしてみたり温めてみたり洗剤を流し込んでみたりしてもやはりで、美しいまでにピッタンコ。
何故こんな知恵の輪みたいな事になってしまったのでしょう?
嵌まり込んだ瞬間をスローモーションで見てみたいと切に願うも当然手遅れ。
手遅れと言えば此方も「え?もう?」と驚くばかりのスピードで手遅れになったLXのハブ。
2018年をもってシマノラインナップから消滅したLXのですが、逆に言えば数か月前まで普通に販売されていました。
で、このLXのハブが少しゴリって来てるな?とオーナー自ら開けてみた所、玉押しはこんな具合に。
盛大に虫喰うとりますな。交換交換、補修部品品番はコレで価格はコレで・・・と手配しているとなんと。
シマノの手持ち在庫は一つのみ&次回生産予定は空白。
嘘だろ、おい・・・見限るにしても早過ぎやせんか?
同じ玉押しを他のハブ&ホイルと共用していればこんな事にはならないはずですが、
この玉押しは66と67の2世代LX専用という設定っぽいんですよね。
でも見た目は倉庫にあった旧デオーレの玉押しと同じ様に見えるんだけれど?
並べて見てもノギスで図ってもほぼほぼ同じ、となると素材違いや仕上げ違いなのでしょうか?
いいえ、答はよくよく見ると「あ」と思う所にありました。
軸を並べて見ればその差は一目瞭然、LXは軸が一回り太い10mm軸だったのです。
昔風に言うところのパララックスですね。
ディスクハブは軒並み10mm軸化してるのに対し、リムブレーキハブは9mm軸のままという場合が多く、
その中で10mm軸化したリムブレーキハブというのがLXをLXたらしめていたポイントだったのでしょう。
という様な個性が災いし、玉押しは他製品と共用とならず入手性が下がっている、そんな流れだった模様。
専用品が無いとなれば他の10mm軸用玉押しを用意し、傘だけ挿げ替えて使うか?とも考えましたが、
9mm軸ASSYを丸ごと交換する方が手っ取り早い&安いので今回は9mm軸化で対応しました。
この様に「専用部品が無い=なおらない・使えない」とかいった関係に必ずなるという話ではありません。
ただ「お!コレがピッタンコ!」というのを見つけるまでのコストは、修理実費よりも嵩みますから、
傷まない様に常メンテを欠かさない、というのが基本と分かっていながらも・・・現実問題難しいですよねぇ。
まぁトラブルの心配ばかりしてても、毛が抜けてくばかりで良い事など何もありません。
いざトラブル!となってから考える方が幸せなのかもしれないなぁ、と考えつつも色々心配して毛が抜ける、と。
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