ワシモ。

日曜の夕方から「目がショボショボするぜ・・・」と思っていたら熱が出た=風邪をひきました。

で、一昨日サボり&昨日定休日の二日間を「ひたすら寝る」という独自の療法に費やして無事回復。


この「ひたすら寝る療法」の期間中は水気以外口にする事は無くほぼほぼ絶食状態となります。

で、復帰する度に毎回驚くのですが回復後も「全く腹が減らない」んですよ!

何か食わなきゃな〜とは思いはすれども食べたいなとまで思わない、不っ思議ですよね〜。


まぁそんな無意味な低血糖状態を脱すべくサクマドロップを舐めて本日も作業にかかっぞ、と取り出したるは此方。

シマノのハブダイナモです。が少し変というか珍しいというか初めて触ると言うかな奴で、

何が違うかというと出力0.9wという低出力モデルであるという点。

バートバイが軒並みそうなっていたのと同じく、自転車でも常時点灯(=常点)を推し進めようという事で、

シマノが打ち出した「Hilmo/ヒルモ」なるデイライト向け新規格の品なので御座います。


ハブダイナモは永らく2.4/3.0wが標準でしたが、ライト体に省電力のLEDが使われる事が増えた為、

「もっと出力低くても必要に足りるべ?(by独逸人)」となり、1.5w出力の品というのが欧州域では増えているそうですが、

そこに敢えて日本市場だけしか見ていないっぽい0.9wを突っ込んで来る辺りが実にシマノ。


いや、ハブダイナモを取り巻く世界はそんな簡単なモノではなくもっともっと混沌としているそうですが、

正直なところあまり詳しくないので取り敢えずパスして次に進みましょう。



デイライト=常点を目的と据え0.9wに出力を抑えた結果、ハブは重量的にも回転的にもとても軽くなりましたし、

そもそもデイライトってどんな自転車につける前提なの?となるとやはりママチャリを含むシティサイクル系な訳で・・・。

部品代がとてもとても安い!

今回のハブダイナモ「DH-C2100」でお値段¥2,340!安っす!

更にヒルモ規格専用ライトもハンドルマウントの「LP-C2250」で¥2,140とやはり安い&コンパクトで格好も宜しい。


「ただ安い安いっつっても・・・デイライトなんでしょ?」

という点はワタクシも少し気になっておりましたので比較してみました。

比較対象は「街頭の無い道を走るには流石に頼りなさ過ぎるわな」というキャットアイのVolt100XC。

左がヒルモ、右がミニマム前照灯Volt100XC。

明るさでも僅かに上回っている印象ですし、なにより配光が広いのでヒルモの勝〜ち〜。

因みにこのVolt100XCはワタクシが通勤で使っているモノになりますので、

その程度の使い方であればデイライトを謳うヒルモでも充分使えるかな、という感じです。



逆に言うと、というべきか否か分かりませんが個人的にはバッテリーライトのメリットに軍配をあげます。

単価が絶対的に安いですし、一つあれば使い回し効きますし、払うモノ払えば強烈に明るいモノも選べるしで。

そんな充電式バッテリーライト支持者のワタクシですが、今回ある人物からの一言で認識が少し変わりました。

「充電式は毎日使っているとバッテリーがすぐに傷むから金かかるんですよ」

そう言い放つ彼の職業はウーバーイーツの配達員。

確かに通勤通学レベルと比べると、夜間移動する時間も距離も圧倒的に長い訳で、

充電式バッテリーの損耗度合いはワタクシの想像を遥かに超えたモノでしょうから、

「ならばいっそハブダイナモを」となったそうです。


今回組ませて頂いたホイル&ライトで¥13,000強と、ハブダイナモ導入コストとしては非常に抑えられていますが、

それをウーバーイーツのオーダーを20本程度でペイ出来ると捉えるか?もしくは20本も!と捉えるか?


「ワシもハブダイナモ化を選ぶのじゃ!」という方はヒルモでYes.Me too。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。