ジ・オールマイティー。

引っ越した先に置き場が無く、一時的に店に避難させているマイマシーン達が今日も盛大に干されております。


今後自宅に置き場が増えるという可能性は無いに等しいので、自宅近辺で格安倉庫物件を探すか、

もしくは必要に応じて自宅保管車両と店舗保管車両を入れ替えるか・・・って邪魔くさい。

置き場が無いなら整理してしまえよ、という話なのですがそれも無理。

現在手元にあるのは其々曰く付きで、自分が企画・設計したモノは手放せない、神様からの下賜物たるST9は論外。

強いて言えばチタン固定ギアが縁もゆかりも無い一台ですが・・・手放したら二度と出会えないと思うと、ねぇ。



自転車が一台だけならどれだけ気が楽な事か・・・。

そんな仮定は現実的にあり得ない訳ですが、もし本当に一台だけしかダメ!となったら何を選ぶだろうか?


「毎度ーッ!お荷物です!」 そうそう、一台だけなら今届いたコイツは相当な有力候補。

昨秋オーダーしていた店頭在庫分が先月頭に入荷するも即嫁いで行った事をうけ、急遽米国から取り寄せた今回。

米国在庫分って日本よりも扱いが荒いのか、もしくは細かい事を気にしないのか知りませんが、

「オイッ!」みたいな傷が入っている事しばしばですので、ビビりながら箱から出して確認確認。


・・・よしっ!バッチリ!一切傷なしパーフェクト!という訳でSalsa/Vayaです。

Salsa Vaya−105 サイズ55  ¥238,000(税別)  

「グラベルロード」なんてレッテルでは括り切れない、軽快&爽快で楽でタフでシンプルな現代的好性能サイクリング車。

その内容諸々については4月7日の投稿と重複するので差し控えますが、デビューからの約10年で少しずつ磨き上げられ、

ヴァヤ史上ベストと言える姿で、尚且つ¥24万以下というプライスで登場した訳ですがまだまだ進化は止まりません。


・・・止まらないんですよね、多分。

というのも2019Vaya完成車のコンポは105、しかしシマノの新グラベルコンポ「GRX」が登場する事を思うと、

来年モデル(2020年モデル)にGRXがアッセンブルされるっぽい気がするというか何というかなアレで、

そうなるとリアメカがクラッチ付きになる&ブレーキが油圧化されるという進化が期待出来ます。

ただ言い換えるとGRX化による具体的メリットはそれ位なのに対し、価格は恐らく上がるんじゃないかという予感がアレで、

価格の上げ幅は未だ全く分からない知らない存じ上げないですが、胡麻・・・護摩・・・いや、なんでもありません。


そんな風に予知能力をフル回転させると、2019モデルの魅力と価格のバランスは最高点に到達しているのではないかと思い、

日本人が求めるサイズのコアゾーンであるにもかかわらず日本国内在庫として設定されていない55サイズを再び手配した、と。

早起きライド、海を目指す1dayロング、旧道廃道を繋ぐ探検ライド、フルパニアでのツーリング、

シングルトラック、寝袋担いでのキャンプライド、買い物、通勤、子供の送迎、ダイエットと、

思い付くこと大体なんでもこなせるオールマイティーマシーン・ヴァヤ、一台しか持てないならばコレですよきっと。



そんなこんなで今日は此処まで。明日は定休日です。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。