戒具。

引っ越しをして家自体は広くなりましたが、自分の使える場所はモノスッゴク減りまして、

このままでは引っ越しダンボール箱が未開封のまま封印される恐れあり。


という事で着る機会の少ない服をチョコチョコ店に持って来て蚤の市ゴッコをしております。

ほんのり懐かしいRoachのフリーライドパンツとか、更に懐かしいバータックさんのシャツとか、

古い物は20年以上前のモノも混じっており、ぶら下げているだけで感無量。


個人的なイチオシは此方!

染めのネコシャツ。

白く染め抜かれたネコが胸元から脇を通って背中までニョローン。

そして袖先にはネコから隠れるネズミが。


いや〜、昔よく着たなぁ〜。でも今は・・・着れる気がしない。

理由は超シンプル。太ったからですよ。


「太っても良いじゃない、人間だもの」と言いながら半笑いでごまかす人生に一片の悔い無し!

と行きたい所ですが、そのダラけた考えに切っ先突き立てて来るのが。

Sunrisecyclesが令和時代に贈る突然変異的製品「ベルト」

凶悪な造形のバックルですが、常識的バックルやOSヘッドセットと並べればわかる通り、案外こじんまりしたサイズです。


そんなバックルにばかり行き勝ちな目を少しずらしてホールの方へやると・・・ホールが3つしかありませんね?

コレでは「緩いズボンを締め上げる時」・「通常時」・「満腹時」くらいの選択肢しか出ませんので、

もっと穴がありゃ良いのに、と思ったりするのですが目線をそのままズズイと移動させると。

バックルの丁度反対側にSunriseのマークが。

そう、このマークが真後ろに来る事でSunriseの考えるベルト造形は完成するのです。

病的な完璧主義者であるSunriseらしいゴリ押し感で、太る事など一切許してくれません。

¥32,000もするベルトを「太ったから使えないや〜」と気軽に諦められるでしょうか?否、無理。

勿論、今後使い続ける中でリメイクする事も視野に入っているのは当然なのですが、

ビシッ!と決めねば話が始まらないSunriseのベルトにはある種オーダースーツの様な緊張感あり。

これはもうバカ売れする予感が止まりま・・・いや、止まる前に予感が湧き出しません。

と同時に絶対に欲しがる人が日本に10人位いるという根拠なき確信があります。


その希少な方が弊店テリトリー内に居るかどうか分かりませんが、サンプルで巻いて頂けるベルトを御用意しておりますので、

是非御自身のジャスト寸を調査&オーダー頂き、そしてその体型を維持する戒めとして御活用下さい。

ついでにワタクシの古着もピックアップして行って頂ければ更に幸い。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。