◎むに◎まれぬ。

ひっ・・・さしぶりにXtracycle社製サイドカーの問い合わせが来ました。

曰く、ロングテールバイクの側面にボートを積むも今ひとつしっかり固定出来ないのでサイドカーが気になる、と。


なるほどなるほど、分かった様な分からん様な話ですがとりあえずなるほど。

しかし生憎な事にサイドカーは現在国内扱い終了となっておりますので御用意致し兼ねます。

と、言いそうになる所ですが目の前には一台のサイドカーがデン!

此方に鎮座したる我がサイドカー、店に仕舞い込んでいるよりも必要として頂ける方に使って頂く方が絶対に正しい。

なのでどうぞどうぞお使い下さい、ご自由に、と提供を申し出てみる訳ですが一つ大きな問題が。

それはお客様がお使いになっているLeapはサイドカーの取付対象ではないという事。

でも適当に何とかしてしまうDIY精神こそがエクストラサイクルの基本。

軽く採寸して〜、固定部材である元ステムを切って〜、穴開けて〜。

で、一応つきました。

ただ前提となっているホイルのサイズが違うので天板が斜めってしまいます。

此処を水平にしようと思うとよりレングスの長いクイルステムを用意する事になりましょうが、

まぁ取り敢えずコレで積むに積まれぬボートも積めようて。

一点、潜り抜けられなそうな問題があるとすればKickback3とは絶対に干渉するという点。

Leapにサイドカーを!とお考えの方は、この点ご理解の上作戦行動開始されたし。


昨日の話もそう、手持ち部品というのはいつか使うであろう日までなるべく持っていたいと考えがちですが、

「いつか」という曖昧な需要よりも、今本当に必要とする方が居るなら放出する方が絶対に幸せの総数は上がります。

嘗て乗るでもなく捨てるでもなくただ手元に置いていたサンタのカメレオン2。

もう10年以上前、友人が欲しいと言うので誕生日プレゼントに「ホレ」と贈った此奴は、

未だに彼のお気に入りの足として活躍しており「令和もまだまだ走るぜ」とオーバーホールに持ち込まれました。


自分が持っていたらただのオブジェにしかならんかったモノが、こんなに活躍するなんて嬉しいですよね、やっぱ。

人にモノを差し上げるのは仕事じゃないけど、それがいつかの仕事に繋がるのでオールOKって事で明日は定休日です。


空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。