温故未知新。
さてさてシマノMTBの12速化がいきなり加速した令和元年。
12速化に伴いフリーボディの形状が「マイクロスプライン」となり、永くお世話になったフリーボディよサヨウナラ。
より便利になる進化は大歓迎すべきであるとは知りつつも!
使い慣れた旧規格品は潮が引くように一気に整理されている事に恐怖を覚えます。
8速・9速・10速・11速が使える旧規格のXTRは終了、そりゃそうでしょう。元気でなってなモンで。
しかし旧規格のSLXのまでが廃盤と聞くと?
「チョっ待てよッ!」となるのはワタクシだけでしょうか?
シマノからすれば「いつまでカビ臭ぇの使ってんですか旦那、もっと良い娘居ますよ?」てなモンなのかもしれませんが、
いやだってまだ今使っているパーツセットで不満無いからチョコチョコ入れ替えて維持して行きたいんだけどねぇ。
とか考えつつ顧客様からお預かりしたMTBのフォークをスポン。懐かしのマニトウ/シャーマン、略してナツカシャーマンです。
DH/FRをシングルクラウンで、という流れを切り拓いたシャーマンも、今ではグズグズのバラストと化しており、
「此処らで仕切り直して普通の移動道具にしたいよね」という御要望を頂いた結果。
リジッドフォーク&650B化で快走自転車に。
十数年前には山を駆けずり回っていた33rpmがMTBのトレンドが移り変わった今もこうして活躍するというのは素晴らしい。
「ツーリングとかも行きたいのでキャリア着けたいなぁ」とはオーナー談。
着かないキャリアを無理矢理着けるってのも面白いかもしれませんが、
こういった積載性の欠片も無い自転車に荷物を括り付ける「バイクパッキング」が騒がれる今、
そのトレンドに乗っかり活用するというのも面白いかと思ったり。
本来リア用のSimworks/On the roadをフロントに転用してみるのもアリじゃねぇか?とか、
こういう事をゴジャゴジャやってるのが楽しかったりするし、それこそ自転車の魅力の大きな要素だと思うんですけどね。
また「無いモノは作ってしまえばいい」というのも自転車の魅力の一部。
年始辺りに顧客様から御依頼頂いていた「30mm用の面接触ヘッドスパナ」なんてのの製作をお手伝いさせて頂きました。
ただハブを作るっての難しいですし、そもそも費用対効果が全く見合わんです。
M7000系SLXの旧規格ハブの現在庫が完売した後は、M8000系XTがマイクロスプラインと暫く併売、
それ以外はデオーレ以下グレードで支えるという事になる模様ですが、
「いやいや、¥4,000代で買えるSLXこそベストバイ!」と感じる方は残り少ないFH-M7000を在庫ある内にお求め下さい。
ついでに言えば11速と10速のコンポはどういった形で維持されるんでしょうねぇ?はぁ心配・・・。
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