2020見聞録 その1。
昨日は展示会へ行くべく朝一番から電車に乗っ・・・ると見せかけつつ満員電車にビビって引き返した空井戸サイクルです。
不土砂降りの中を駅まで歩いて得たモノは「輪行に関する注意書きのモデルはプロンプトン」という知識のみ。
時間通りに移動できる電車は有り難いモノですが、ベチャベチャに濡れたまま人混みに揺られるってのは辛く、
それならいっそ濡れながらモーターサイクルで行く方がマシじゃわい、とモーターサイクルに乗り換え再出発・・・と見せかけ。
どうでも良いですね、そういう話は。
取りあえず予定よりも数時間遅れで会場入り、そこで私を待ち受けていたモノは!
紫色の花瓶です。
擦ると中からクシャミ系の大魔王が出て来るはずですが、その他にもハンドルバーエンドとして使えたり、
先っぽの蓋を回して外すと中に小物を潜ませる事が出来たりと色々使えるそうな。
こういった知識を得たり現物を触って体感したりする事が展示会の意義。
此処数年で一気に進化したドロッパーリモートレバーは操作感、動作感、耐久性などなど性能面は随分煮詰められ、
遂には単品で見て「良いねぇ」と感じ入る色気までカバーし出しておりますですよ。
定番の黒やポリッシュではピンと来ませんでしたが、このパープルはグッと来ますね〜。
また見た事も聞いた事も無いブランドを知る機会でもありまして、此方は・・・TDR?
TDRと言えば東京ディズニーランド派とヤマハTDR250派に二分されるはずですが、そこに第三勢力が入る事でTDR乱世に!
でも大丈夫、安心して下さい。TDRではなく「TOR」でした。
地味&クリーンなデザインを打ち出すMTBパーツの新勢力だそうで、ステム&ハンドル周りは中々イカしてますし、
全製品に渡り多用されるザラッとしたショットピーニング風の仕上げも現代では新鮮味があって好印象。
立ち位置としてはNukeproofみたいな感じなんですかね?詳細不明ですが今後の展開を追跡して参りましょう。
次、お馴染みのSurly群。
29+のKrampus、27.5+のKaratemonkeyと並んだMTBラインにおけるホイルサイズのボトムを支えるべく誕生した、
26+のLowsideが謀反をおこして下克上、完成車が27.5+セットアップとなってしまいました。
「しまいました」って表現はどうかと思いますが、26+という規格を支持する弊店としてはガタガタ抜かしたくなるってなモンですよ。
ホイルのコンパクト化によるジオメトリ設定の自由度向上やジャイロ効果低減の恩恵など、
26+にしかない魅力をもっと強く主張しつづけても良いじゃないか、26+の言い出しっぺなんだから・・・ブツブツブツブツ。
「ブルータスよ、オマエもか」
という訳ではないけれどBridgeclubの完成車もまたホイル大径化し700x41cセットアップに。
ブリッジクラブの場合は「何にでも使えるタフでベーシックな一台」という立ち位置を、
27.5x2.4というMTBトレンドに則ったホイルサイズで訴えた所にミスマッチがあったと判断されたのかもしれません。
しかしホイルサイズの変更が簡単になった現在、こういった完成車のホイルサイズというのはブランドからの「提案」でしかなく、
好みがあるならお好きな様に組みなさいませ、という事なので実際問題ガタガタ抜かす様な事ではありません。
ブリッジクラブは待望のフレーム単品売(¥72,800)も始まりますしね!入荷次第、即26+で組みまっせ!
続いて車両ではないけど大物な此方。Bigdummy用の子供乗せオプション「Kid-Corral/¥43,800」。
同様製品であるXtracycleのHooptieに対し、機能を更に揉み込んだこのリムジン感。
ビッグダミー&ビッグファットダミー専用でエクストラサイクルのロングテールキットには装着不可との事ですが、
ビッグダミー用の柵と天板を用意すれば取付可能なんじゃないかなぁ、と思ったりはします。
そんな新商品である子柵に対し継続製品であるフープティーですが、現在の¥20,000という価格は10月一杯で終了、
11月からは¥28,800へとジャンプアップします(&銀色は廃盤で黒色のみに)ので必要な方は2ヶ月以内に検討されたし。
そう、エクストラサイクル関係は全体的に値上げ傾向にあり。
前後24インチの新コンプリートバイク「Stoker」がデビュー致しますが、気になる価格は・・・。
¥335,000+新税=約¥36万。
どう考えてもウルトラ高剛性なフレーム構造で重量物過積載時の安定感は相当なモノとお見受け致しますが、
バッグまで含めるとビッグダミーと¥10万近い価格差になりますので・・・ニッチな存在になる気がしますです。
変わって明るい話題。エクストラサイクルのロングテールキット「Leap」の中でも、旧FRKからの載せ替え用として存在する、
メインフレーム単品売「Bare-kit/¥54,000」は11月からお求めやすい価格になりますので、検討中の方はお楽しみに!
まぁそんな風に色々変わって行く中で、変わらないモノの「見え方が変わって来る」という事もありまして、
例えば此方の冒険用ミッドテール「Salsa/Blackborow」なんかは個人的に随分印象が変わって来ました。
デビューがSurlyのモンスターロングテール「BigFatDummy」の直後であり、且つ価格がほぼ同価格帯であった為、
「コレ買うなら究極にタフなBFD買うでしょう〜」とか、「この専用アルミキャリアをブチ折ったらどうなんの?」とか、
「そもそも27.5ファットみたいな新規格はタイヤ手に入らんやないかい!」とネガティブな事ばかりが頭に浮かんだですよ。
でもこの存在に馴染んで来ると「ギリギリ取り回せる長さ」と「見た目とは裏腹の軽さ」は、
ドカンと飛んだりしないのであれば林道遊びや探検ゴッコの相棒として悪くないというか良いかもしれないし、
キャリアをブチ折る瞬間って人生にそうそう無いし補修部品としても出る様になったし、
27.5ファットも徐々にではあるけど選択肢増えて来てるしよく走りそうだし、
何よりストーカー¥335,000と比べるとブラックボロウの¥388,000が普通というか安く感じて来て。
・・・アレ?なんかブラックボロウの事好きになって・・・るのか?
はい、落ち着いて深呼吸して〜、ス〜ハ〜ス〜ハ〜ス〜レッドスロ〜プ。
同軸BBによるシングルスピードというだけではなくジャイロまで備えたスロープスタイルスペシャル。
ワタクシの人生とは完全に無縁な一台ですが、興味本位で引き寄せられてしまいますですなぁ。
当家の息子が欲しいと言えばキッズレーサーとか買ってやりたいぜ、とやはり興味本位で眺める。
ただ問題は自転車どころかキックバイクさえ未だ乗れない・乗る気も無いという事だったりするのが現実。
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