+4%。

12速化された新SLXを使い「メーカー完成車と同じ価格」を目標に組んで来たSurly/Kranpusですが、

非常〜・・・に残念な事に目標を達成する事が出来ず、4%オーバーという結果になりました。

Surly Krunpus x 7100SLX (Mサイズ)  ¥239,800(税別)  後日記:売約済!


コンポはフルSLX、リムはRacefaceのARオフセット、タイヤはパナのFat-Bをチューブドで、

此処までであればメーカー完成車と同じ¥239,800に押し込む事も可能でしたし、内容的にも勝負にならない充実っぷりでした。


が!

クランパスのキャラを考えるとドロッパーは必須じゃないですかね?という欲望が抑えられず溢れ出しまして、

ついついPNW/Cascade(125mmドロップ・¥22,870)を突っ込んでしもうたのです。

インターナルルーティンが可能なフレームなのに敢えてエクスターナルを選んだ理由は単純に「整備性」を求めての事。

普段ポスト自体の上げ下げをする機会が少ないドロッパー、ましてインターナルになると抜く機会はワイヤ張替えの時くらいでは?

ほんである日抜こうとすると・・・固着してビクともしない、というのがドロッパーあるある。

しかしエクスターナルであればポスト自体の上げ下げ微調整も丸ごとスッポ抜く事も簡単ですので心配事が一つ減る、と。


ドロッパーを突っ込んでしまうともうメーカー完成車価格に収まる訳も無く、

当初は余り物をセットしようと考えていたサドルも、ケツ濡れに強いFabric/Scoopを乗せてしまいました。



やっぱりどうせ組むなら無理矢理価格を抑えるよりも、自分の思う「クランパス像」に適ったモノにしたくなってしまいますね。

ローが51tと巨大になった事に伴いチェーンリングを無闇に小さくする必要が無くなったのでフロントは32t。

29+のデカいタイヤをブーンッ!と転がして突進する際の足の掛かりも十分得れますから行動範囲も広がろうってな話です。

(ローは11速世代の激軽セット28x42tよりも軽く、反対にトップは10tになるので11速世代の35tリングよりも重く)



タイヤの外径デカさとエアボリュームだけを頼りにあらゆる道を突き抜ける、そんな原始人的な走りこそクランパスの本領。

そう考えるが故に出先で普通にパンク修理がし易い様に敢えてのチューブ入りですが、

リムはチューブレス対応なのでその気がおこればいつでもチューブレス化は可能。

「この充実の内容でメーカー完成車と同価格、どんなモンじゃ〜い!」と吠えてみたかったけれども、

無念の4%(=¥1万)オーバーとなった今回。


とは言えこの内容をこの価格に無理矢理収める事が出来るのは傷入りフレームゆえの事。

「見えない傷は無いも同然」と自己暗示にかけられるか、もしくは原始人は傷など気にしないと流せる、

そんなワイルドガイのお手元に行く事を願って発射、であります。

後日記:売約済!


と、本日は此処まで。明日は定休日です。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。