次世代原人。
特急作業のキリがついたので本日は自習の日。
取り出しましたるは12速へと進化した新型SLX・7100番代。
クランクはダイレクトマウント化された事で当然スパイダーは消滅し、何ともシマノらしからぬシルエット。
リングの取り付け部分はこんな感じ。アームとスピンドルの隙間にネジ山が切ってあるので此処にロックリングが嵌まる、と。
んで取り付けるべきリングは此方。
ん〜・・・「おぉ!」という新鮮さは無く、何れも既視感がある系のそつない仕上がり。
ただ、この「後追いするからには必勝」という貪欲な姿勢は変わらぬシマノらしさと申せましょうな。
そんなドライブ側からチェーンを介してドリブンされるスプロケット。
変速段数の「12」という数字よりも(一部の人の)興味を強烈に惹きつけるであろう「ロー51t」の巨大スプロケ。
デカい!そして意外なまでに軽い!
手配する時は「スプケロ高っかいな〜!」とブツブツ言っていましたが、現物を見るとお値段も納得。
いや、ロー51t要るか要らんかという大前提ありきの話ですけどね。
社外品のビッグコグでよくあるグニャっとしたフィーリングとおさらば出来ると思えば寧ろ安いか?
と、12速化ドライブトレインばかりに意識行きがちでしたが、ブレーキの方もガッツリ進化しております。
クランプが以前の一点ヒンジから2点ヒンジになった事で「挟む」から「巻き付ける」固定へと進化。
真円精度が低かったりそもそも径が大きくハズレているといったB級カーボンバーでもシッカリ固定出来そうです。
クランプ折れの際にスモールパーツ交換で処理できるのか!と期待を抱きましたがノックピンで固定されてるのでアウト。
その他リザーブタンクにハンドルとの接地点が追加されており、よりカッチリとしたフィーリングとなっている模様。
そんなレバーとシフターを一体化させる「i-spec」なるシマノ規格も進化を遂げて「i-spec EV」規格に。
ブレーキレバーのクランプにあるスリットからナット小物をピョコタンと出して、
シフター側のボルトで締結する、これがアイスペックEV。
ブレーキ側で上下、シフター側で左右の調整が効くのでシフター位置の自由度は飛躍的に向上。
とか言いつついつもの位置にセットしてしまう旧人類の悲しさよ。
え〜、そんなこんなで「新型なんて要らねぇよ!」と反抗してしまいそうになる所を、
魅力の力で捻じ伏せられる形となった新型SLX。いやこりゃ確かに使い勝手良さそうだわ。
検証用として組んでいるSurly/Krampusの様な29+ホイルであればロー51tは仕送り貰うくらい助かりますし、
ローに余裕が生まれた分だけチェーンリングの歯数を増やせるので移動速度も向上。
さぁあとはホイル組んだら完成!ではあるのですが、リムとタイヤが決めきれないので建造作業一旦停止であります。
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