船頭おつとめ品。
エロムラサキなSalsa/Fargo、先日は色味がハッキリお見せできませんでしたが昼間に見るとこんな感じ。
Vayaの紫よりもやや明るく、少し青味がかった感じで御座います。
造りはハイエンド方向を意識しており、エンドは可変式のオルタネーターエンドに加えベルトドライブにも対応するスプリット仕様。
そう、SSにする可能性を考慮し敢えて最新式のマイクロスプラインハブではなく旧来スプライのM8000を組み合わせておる訳です。
え?言ってる事の意味が分からない?
仰られるのはごもっとも。興味ない人には何のこっちゃで御座いましょう。
好きな人には好きなだけ興味を掘り下げて頂くお手伝いするのは大事な仕事ですが、間口を広げるのもまた大事な事。
たまに作るクロスチェック海賊版など正にそれで、間口を広げつつ少しでも廉価良品をと日々計画を練る訳ですが、
先日作った海賊版は即売れてしまったので、次はどんな手で攻めて行くか?どんな手があるかな〜と考えている所。
「船長!14時の方向に何かあります!」
「14時ってどっち?右?左?」
「右右、ざっくり右前です!」
「む・・・むむむむ、あれは・・・。」
2017年に登場した色「ミュールマグ」のドロップバー完成車を発見。
構成部品を必要最低限に抑えたフラットバー完成車と比べると、価格が高い分だけ充実の内容となっており、
ハブは弊店海賊版でも使うデオーレT610ですしスプロケットも安定した性能のシマノ製。
コンポはリアがMTB用のデオーレ10速&フロントはティアグラダブルで、クランクはプチ豪華なCX50。
CX50は昔ながらの110pcdですのでフロントシングル化する際にもNWリングの選び幅が広いし何より安い。
またシフターはマイクロシフトのダイナシス10速用バーエンドコントローラーなので、
リアメカをクラッチ付きモデルに変えればロー42tスプロケットも使用可能に。
と、フロントシングルの可能性を考えるのも良いですがせっかく前2枚ついているのだから恩恵に与るとして、
使用頻度の少ないフロントシフターはバーコン解体してダブルレバー化、これでハンドル周りが少しスッキリ。
なるほど、無駄を省きつつも堅実性と拡張性を上手く織り込んだ良いアッセンブルです。
これで¥165,000というのは確かにお買い得と申せましょう。
しかし・・・完成車最廉価の¥135,000を目安に考えるのが海賊版の生き様でありますので、
差額¥3万というのが無視し難い大きな壁として厳然としてあるのです。
「船長、問屋さんが決算セールされてるみたいスけどどうします?」
「ふぁ?」
Surly Crosscheck正規版ドロップ完成車(54) ¥165,000 ⇒ 特価¥☓☓0,000(税別) 後日記:売約済
巨大な力に抗う事が海賊の生き様とは言えど、ときに巨大な力に呑まれる事もまた。
要するに潮目を読んで一番良い効率を探す事が何より重要って事ですので、この内容をこの価格で出せるならありありありあり、と。
消費税が上がってキャッシュレス還元があってペイペイとかJCBとかあってと騒がしい中ですが、
それらを一気に吹き飛ばすほどの追い風となるであろう今回のおつとめ品価格。
何もかもが特価のおつとめ品として出せる訳ではありませんが、結構色々おつとめ価格対象がありますので、
「追い風に追われたい・・・」と遠い目をする方は決算終了までに是非この機会にご相談あれ!
海賊版と同じく完成後即売となった+4%クランパスもこの追い風の中なら似たような感じで再現可能。
ドロッパー付きは流石に無理ですけど、その他は近い所まで行ける気がします。
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