混線。
何を言うてるのでしょう?自分でもよう分かりません。少々ボケっとしておる模様です。
お陰でフォークに打つアンカーを逆向けに打ってしまうという体たらく。
嘘です。
ダボや余計な穴類が一切ないフレームに「荷物を詰める様にせよ」という指示をうけて、
「ホースバンドで固定するか?」とか「穴開けてまうか?」などと色々考えた結果、
フォーク肩の下からアンカーを打てば外見スッキリを維持しつつ荷台の支持点になるのではないか、と考えての事。
そして取り付けた結果は見事「アウト」。
前後方向の支点にはなり得るのですが、左右のネジれはボルトの締め付けだけで抑えつける事になり構造としてあまりに不完全。
少し考えれば分かりそうなモノですが・・・何をやっておるのだ俺は。
想像力と判断力の低下、これは正に風邪の所為と申せましょう。
そこで取り出しましたるは「カコナール」。
此奴を服薬致しますと風邪の症状が緩和されると同時に、過去の失策を無かった事に出来るのです。過去(無く)なーる。
はい、という事で普通にカゴの取り付けを終えたなら次へ参りましょう。
此方も中々に過去なビンテージバイク、というよりもビザールバイク。
「昔はよかった」という人に突きつけてみたくなる強烈な未完成度のMade in France。
取り敢えず見ても握っても論外なブレーキをなんとかせい、という御指示を頂いたのですが、
実測するとフロントが約61mm、リアが約70mmのナット式ブレーキなんて珍妙なモノが今時ホイホイと手に入る訳が。
あるんですよね。
ヨシガイのDC808、お値段¥1,500/個と超リーズナブルながら素晴らしくキチンとブレーキです。
こんな製品を未だにラインナップし続け&供給し続けてくれてるヨシガイさんは日本の誇りです。
ブレーキ問題が片付いたら、もう一つの御依頼である「後輪の組み替え」に着手。
旧〜い鉄スポークが劣化でバキバキ折れて行くので思い切って新品スポークで組み替えよ、という話なのですが、
スポーク以前の問題としてフリー機構が半死状態で固定ギアみたいな事になっていますので、
ボスフリーを抜いてフリーの復活作業からスタート。
さすがボスフリー、原始的な構造だけあり割りと簡単に復活してくれました。
ただボスフリーを抜く前から薄々気付いていたけど見たくないから見えないふりしていた此方は・・・。
うん、グチャグチャですね!虫食いとかいうレベルではありません。
このハブを使ってホイルを組み直す事は可能ですが、意味や意義は雲散霧消ってしまいます。
「今なら良いシールカートリッジベアリングのボスハブがあるんですよ!」
という提案をコストを含めニコっと笑って認める人は、そもそもこんな自転車に乗らんでしょうから、
久し振りに我が宝箱を御開帳〜。
個人的趣味のビンテージパーツ、というか殆どがシュパーブプロです。
シュパーブって最高に格好良いですよね〜、眺めているだけでウットリします。
が、「いつ使うの?」と聞かれたら・・・使う予定など無いし今後暫くは使う気もしない。
新品のシュパーブプロは流石に抵抗あるけど中古の分ならまぁ良いか。飼ってる鳥を外に放つイメージで。
でもこのハブが32Hなのに対し、使いまわすリムは36H。
36Hの中古リムも何処かにあった気がするけど、家に帰れば36Hの600ハブもあった気がするし、
もっと言えばこれ等のハブは126mmだけれど、フレームはそもそも120mmっぽいしで。
何をどうするのが一番なのか?適切な判断を下すには思考回路のスムースネスが不足しておりますので、
定休日である明日、布団の中でジックリ考えたり寝たり考えたり悪夢見たりを繰り返して何なとしようと思います。
そんなこんなで今日は此処まで。定休日明けの明後日に再びお会いしましょう。
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