病は気からオシャレは足元から。
昨日は店を早仕舞いさせて頂き、知人の結婚お祝いパーティーへ。
新郎は嘗てサイクルメッセンジャーとして大活躍していたという事もあり、そこには自転車関係の懐かしい顔が並び、
結婚指輪さえフレームビルダー・Rew10Works製という、珍妙な様でホッとする場が広がっておりました。
さぁそんなオーバー40世代サイクル野郎である我々の青春と共にあり、誰もが一度は通って来たと言っても過言ではないのが。
Surlyの雑用系固定ギアフレーム「Steamroller」。
1インチネジ切りヘッドだった初代モデルがOSアヘッドになったのが多分15年くらい前。
それ以降はエンドにフェンダーダボが追加された程度で殆ど何も変わらない、固定ギア界のシーラカンス。
現在は年に一度ペースの生産ですので、なるべく店頭在庫を持つように心がけているのですが、
最近はコレと言って引き合いも無いので・・・組んでしまうか!と思い立ったが吉日で組み始めたのはこんな感じ。
「黒フレームの固定ギア」ってのはコストと内容のバランスを意識すると、どうしても似た様な仕上がりになりがち。
そこを全体的に弊店の好きなオッサン風に寄せて行くと同時に、パッと見で何か「ん?」となる無言の圧力を。
その源泉は此方!おフランス製高級トラックハブ「Victoire/ヴィクトワール」のハイフランジハブを投入!
ハブ表面の仕上げだけでも「ムムム」となるのに加え、この巨大なチタンボルトが只者では無い感を醸しておるのではないかと。
さすが前後で¥4万ほどするだけの事はあり、組んでいる最中もなんとも心地良い回りっぷりを見せてくれます。
ただ街中で乗るとなると「盗難」の二文字が脳裏を過るレベルになって来ますので、悪者の居ない自然の中を駆けて頂く方向で。
そんなスチームローラー、あとは細々した仕上げをすれば完成が見えている状況なのですが・・・風邪がチト尻引いとりまして、
やる気出力が20%程度まで低下しているため一旦作業停止させて頂き後日完成予定。
予価15万といった所になる予定ですので、御興味お持ち頂ける方は是非御検討下さいませ。
因みに昨日のパーティには弊店の代車一号(ハローくん)で駆けつけたのですが、施錠するのを忘れていたにもかかわらず、
誰にも盗まれる事もイタズラされる事もなくジッとオーナーの帰りを待っておりました。健気な奴よ。
0コメント