苦労無。

「如何に寒かろうと所詮は関西、ローラー台を15分回せば指先までポッカポカ」

そんなエコライフを実践する人から組み替えの為に預かったパワータップ。

ヨシヨシと撫ぜられる事も無くただ道具として仕事する日々がそうさせるのでしょう、汗と埃塗れで実に汚いです。


ホイルの解体とハブの掃除を終えた所で閑話休題。


以前、道端の看板にこんな文言がありました。

「人生たいていの事は行政書士でなんとかなる」

行政書士さんにお世話になった事は無いので実際の所は知りませんが、何となく気に入っている一言です。

それと同じく「自転車屋のPC事務はたいていChromebookでなんとかなる」という言葉に辿り着いたのは遡ること約1年半前。

クロームブックの何たるかについては敢えて説明を省きますが、要はChromeOSしか動かないパソコンもどきです。

「もどき」とは馬鹿にした言い様ですがそもそも己が求める用途としては、

調べ事にメールに表計算に発注程度で、「もどき」で出来ない高度な作業など無かったりします。


色々な事が出来る可能性を持つWindows機は、例えるならばコンビニのバイトみたいなモノ、

販売、陳列だけでなくチケット発券や宅配荷物の受付や調理やと様々な業務をこなす必要があり、

それ故に有能な人材が必要ですし、時に多忙に起因するストレスで頭が爆発したりします。

対するクロームブックには自分で考えて処理してという能力は無く、ほぼ全ての作業をブラウジングで行うので、

バイトで言えば単純作業、ただ決められた事を粛々とやるのみなのでアホでも大丈夫。


そんなクロームブック、徐々に日本でも盛り上がって来ている感がありますが、

もし貴方が「家のPCが調子悪くて・・・クロームブックも気になるよね」となっているとするなら!コレを要チェック!

今年日本Chromebook市場に参入したHPのx360−14b。

発売されたばかりのニューモデルですが週末セールでいきなり半額近い¥36,000に。


携帯するには大き過ぎる14インチですが据え置きで使うには良いサイズ(弊店で使っているのは15インチ)ですし、

このサイズの廉価価格帯製品では珍しいフルHD&タッチディスプレイというのは価値あり。

ペンティアムN5000のクロック1.1GHzという点が引っ掛かるかもしれませんが、

そこはアホでも仕事が出来るクロームブックですから大丈夫。何ならバーストで2.7GHzまでカバーしますし、

メモリも8GB/64GBとクロームブックとしてはかなり余裕あります。



因みにクロームブックは米国でメジャー=売価が安い為、米国アマゾンで購入するというのが定番だったりしますが、

今回のモデルは米国売価と同程度かやや安いという好条件ですし、キーボードがUS配列ではなくJISキーボードという美点も。

USキーボードって左ハンドルの車みたいなモンで、慣れれば普通というかコッチの方が良いと感じる事さえあるとは言え、

やはり日常的にJISを使い慣れた人にとっては、右ハンドル的存在のJISである事はかなり高ポイントかも。



クロームブックを「良い」と感じる人は超ライトユーザーと超ヘビーユーザーの二極に分かれているんじゃないかと思います。

「アハ、2019年からLinux使える様になったぜ!」と喜んでいる様な人は自分でベストなクロームブックを選ぶとして、

大した作業はしない自分の様なライトユーザーは何をどう選んで良いのか訳が分からんと思うんですよね。


なので大画面ならフルHDの方が良いとか、タッチスクリーンじゃないと動かせないアプリがあるとか、

Googleのサポートが受けられる「自動更新ポリシー」の有効期限の事であるとか、

実際に使ってみないとピンと来ないであろう点を加味した結果、コレにしておけば「あ、これアカンわ」とならないだろうな、

と勝手に思ったりするのが今回のHPの週末セール対象x360−14b。

自転車屋が店用として使うとなると、SIPSの展開図が見られない(Explorer)とか、

シマノのe-tubeがアプリ版しか使えないとかいった問題も出てきたりしますが、

自宅で使っている家族共用PCの立ち上がりが遅すぎて気が狂いそう、とかそういう人はクロームブックお勧めです。


お勧めというからには勿論ワタクシ自身も買いました。

ホイール組み工賃が¥3,000/本なので、え〜・・・12本組めば支払い出来ます。

現在の価格より下がる可能性もありますし、他の製品の方が良い事もありますが、

「クロームブックか〜」と検討している人は本日で終了するHPの週末セールを要チェック!


って自転車とも仕事とも関係ない無駄話で失礼致しました・・・。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。