記憶の底からサルベージ。

ワタクシにとって最大の娯楽対象は「文庫本」なので御座いますが、新刊情報とかをチェックするとかいうマメな事は一切致しません。

本屋で棚を順に見て行き、興味の惹かれるモノに出逢う瞬間の喜び、この無駄とも思える時間・行動が非常〜に楽しいのです。

で、今朝も仕事前に本屋に立ち寄りチョロチョロと順に見ていると・・・。

は、馳星周のパーフェクトワールドが書籍化されとるやないかっ!


遡る事十数年前、週刊プレイボーイで連載されていたノワール小説ですが、沖縄返還前夜を舞台に独立運動を展開する革命家とそれにチャチャ入れる公安警察官(メチャメチャ悪い奴)を軸としたセンシティブ&過激な内容が影響したのか何なのか突如連載終了し、その後書籍化される事も無く闇に葬られていた曰く付きの作品。

いや、ただ単に人気が無かっただけなのかもしれませんが個人的には馳星周作品の中で一番「凄い!」と思った作品なので、もう一度読む機会に恵まれるとは・・・感涙咽び泣きです。

古謝先生ーっ! みたいな?



まぁそんな事もありますので連載モノとは一期一会である事が多く、ましてやフリーペーパーともなると「今読まねば」同じ文字を目で追う事は二度と叶いません。

大阪発自転車フリーペーパー「cycle」誌、最新号が昨日届いております。

フリーとは言え中身はライターさんが一文入魂で書いたモノですから、もしかするとアナタの記憶に10年20年と残る何かが見つかるかもしれませんよ。


さぁ!レッツピックアップ! 

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。