ターヘル・ペプトミア。
哀れ、自転車だった日々も今や過去。
ワークスタンドに取り残された、フォークは何を見上げて何思う?
何も思う訳無いですね、オーバーホールという名の愛を注入され喜んでいる可能性はゼロでは無いですが。
まぁこの様にして解体致しますと普段見えないモノが見えて来ます。
逆に言うと解体せねば見えないモノがある、という事でありますので今回は・・・。
発売以来ガシガシ組ませて頂いているPepcycles/NS-D1を「ダイエット」にテーマを絞って調査してみた、というお話です。
Pepの公称車重は11.6kg(ペダル込)となっており、その数字はほぼ実重。
キャラクターイメージそのまんま、という感じの重量ですが仮にコイツを軽く仕上げるとすれば何処から手をつけるべきか?
何処かな〜?何処だろうな〜?ってどう見ても此処ですね。
テーパーコラムのクロモリフォーク。
この凄まじいボリューム感は絶対的安心を与えてくれるモノの、重量約1,300gの手応えは正にモノノフの逸品と申せましょう。
此処をワンバイエスのカーボンフォーク「CBD1.5/¥37,000」に差し替えれば、一気に850g近く軽量化する事が可能。1kg近く削げると別物になりますね。
個人的にはもう少し重くても良いからアルミコラムの方が嬉しいですけど。
次は〜、タイヤ!KendaのKoast27.5x1.5だと〜?聞いた事ねぇなぁ?
お前重そうじゃねぇか、オイ!神妙に秤に乗りやがれぃ!
「ピピピピピ・・・ピー・・・460g」
あれ?意外と重くない、いや寧ろ軽いですね。
しかも触った感触はかなりしなやかで、良さげなタイヤです。
というかこの感触は何処かで触った記憶がある様な・・・兄さんもしかして!マキ◎スのデト◎イターの親戚かい?こりゃ失礼!
他に重そうな所、重そうな所っと。ホイルはどうだ?
玉当たりの良さが抜群という点は評価できるハブですが、この値段でホイルまで軽く作ろうってのは無理でしょう、ええ。
計ってみるとフロントがローター込で約1,060g、同じくリアは約1,340g。
前後で約2,400gですがローターが約100g/枚程度ありますのでホイルは約2,200gといった所か、手組としては極々普通な数字ですね。
此処で大きく削ろうとするなら、格安飛び道具ホイルのド定番であるAlexの「CXD4/¥46,000」に差し替えて約650gマイナス、とかでしょうかね。
サドル周り、此処は小さくとも確実に削ぎ代がありましょうな。
どう見ても軽くは見えない2本締めのシートポストは約340gとズッシリ級。
然程コストを掛ける事無く100gは確実に軽量化可能です。
サドルの方は然程重からぬ約290gという事で尻に合えばこのまま、尻に合わなければ合うサドルにって感じでしょう。
クランクは?手に持った瞬間から重からぬ感触を受けますが、計ってみるとチェーンリング込みで約650gとやはり普通です。
「実は軽量化が結構難しい」そんなクランクという部品ですから、純粋に軽量化が目的であれば此処は放置しておくべきなのかもしれません。
という事で。
やはり下馬評通り、フォーク差し替えが一番ダイエット効果あり、と出ました。
で、上記した通りフォークをカーボンに、ホイルをCXD4に、シートポストを適当なのにと軽量化すれば削り代1.6kg程度ありますので、Pepを10kg以下に軽量化する事は割と簡単という事になります。
ただ廉価良品のフォークとホイルだけで¥83,000しますので、完成車¥92,000というPepの価格と並べてみると「Pepが如何にリーズナブルか」という事実が浮き彫りとなる結果に。
まぁ今回のは単なる数字遊びです。
Pepは内容のバランスが非常に良いのでそのまま乗って十分楽しめますし、手持ちの部品や貰い物の部品で遊ぶ位の方が「っぽい」んじゃないかと思います。
ただ「10kg以下の軽いPepに乗りたい・・」という方が居られましたら、総額¥15万チョイくらいで・・・頑張りますのでご相談をば。
0コメント