リリリリメイク。

ワタクシ事で恐縮ですが、Surlyの1X1なるMTBにかれこれ15年程乗り続けております。

記憶も薄ぼやけて来る様なその時間の中、一度もお休みをあげた事がない唯一の車両。


で、その1X1を最初に組んだ頃はワタクシもまだまだ元気溢れるチョンガーで御座いましたから、

フォークのコラムも早々に切り落として、体をシッカリ使えるポジションにしていましたが、

子供が出来たり毛髪がヘロヘロになったりするのと並行して気力体力も随分と落ちて来まして・・・。


「ハンドル位置上げたい」

と漫画ヘレン・ケラーの「水チベタイ」的な呟きを日々垂れ流す様になりましたので、

安いネジ切りフォーク&クイルステムに変更する事でオッサンポジションを獲得。

OKOK、コレでOK、子供を後ろに乗せてウロウロするロングテールバイクのポジションとしてはバッチリです。


しかしコレはコレで乗っている内に・・・何と言うか・・・沸々と湧き出るモノが無くも無く、

コラムをチョンチョンに切ったノーマルフォークと、部品取り用のドナーフォークを用意し、

この手の作業の施工例業界No1(当社調べ)の呼び名も高いRew10に送付した今年夏。

そう、コラムを切り過ぎたアヘッドフォークにネジ切りフォークのコラムを継ぎ足して貰ったのです。

結果、1x1はこの様な姿に。

自分で作った良いねボタン押して良いですか?

イイネイイネイイネイイネマイネマイネイイネイイネイイネッ!


なんだか無性にシングルスピードの普通〜のMTBが恋しくなったんです。

で、どうせ真っ当な姿に戻すなら手元に余っている部品を盛り込んでリメイクしよう、となった今回。



今時なセミファット/ミッドファットタイヤとリムブレーキという組み合わせが阿呆っぽくもありますが、

そもそも1X1は登場した時から「物凄く太いタイヤ(2.7)履けます!」という事を売りにしており、

此処10年ほどの間に勃興・隆盛を極めたファットバイクや、その後のセミファットの源流と言えますから、

阿呆っぽさの中にもある種の感慨深さが透けて見える様な・・・気がせん事も無い事も無いかと。

リアブレーキの千鳥の位置が自殺行為に近いギリギリさ加減、でもこのギリギリさ加減の中に、

当時の「それでもファットタイヤは最高」という攻めの意思がある様で、言わば危険なチャームポイントと申せましょう。



まぁそんなこんなで1X1から始まったタイヤ拡幅路線は、まさかまさかの主流になりましたが、

「26インチが主流ではなくなった」というのは、まさかに輪をかけたまさかまさかまさか!でした。


でもですね、アヘッドよりもクイルの方が良い点もあるのと同じく、26インチが他のサイズよりも良い点もやはりあります。

細かい取り回しを重視する狭い日本のトレイルではジャイロ効果の低さが生むキレの良さは魅力的ですし、

フレームの設計自由度が大きいなどなど、色々良い点はあるけど・・・主流ではない。


故にゴソゴソとローカル的動きをするしかない26インチセミファット「26+」を取り巻く世界。

生産依頼をしていた弊店ド定番26+リム「Alex/Supra35」の26インチ版も本日再入荷しましたので、

生粋の26+主義者は勿論、27.5インチフレームの26+化を狙う方も是非に是非に。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日も。