吹き溜まり。
昨年末に御注文頂き、梅雨前後の仕上がり予定で進行していたけれど。
トントン拍子に事が運んでゴールデンウィーク前に出来てしまった!という一台。
今時なトレンドなど何処吹く風といった、OSヘッドチューブ&スリムなフォークが愛いEBS/Vokka27.5で御座います。
年に数度まとめて制作するフレームゆえに納期が少しかかる傾向にあるのですが、
このスタイル、この実用性でフレーム&フォーク¥91,000ならば十分待つ価値あるのではないでしょうか。
ゴールデンウィークに間に合った事で、オーナーさんのゴールデンウィークは・・・やる事決まりでしょう。
大人が不自由しないだけのお金と少々の着替えを持ったなら、家を背にして当て所なく何処へでも、ですよ。
そんなドコデモ自転車・ボッカはワタクシが初代を企画設計した時から一貫してスタンドプレートがついておりまして、
普通はグラグラし勝ちなキックスタンドがキッチリピタリと装着出来る様になっております。
そこに取り付けるべきスタンドはズバリ「アトラン/ムーブ」が鉄板品。
自立能力が高いのは勿論の事、重量が軽いのでオフロード走行時にガタガタ揺れたりしませんし、
出して仕舞ってを繰り返す衝撃で鋳物部分が割れる、というスタンドあるあるも滅多にありませんし、
それでいてお値段¥1,200と安価なんだから是非コレを!という話です。
「んな事ぁ分かっとるわい!でも・・・在庫がないんじゃ、このウツケ!」
そう、ムーブは日本国内代理店さんの在庫が欠品してからかなり時間が経っており、
定番品なので手に入らないという妙な状態に陥っています。
しかし。そういう時にこそ。地方の小店舗。
何せ物が動く速度が遅いので、大きな店や通販などで手に入らないモノも普通に在庫潤沢だったりします。
偉そうに言うこっちゃないですけどね、アマゾンや楽天にはない渋みって奴ですよ、ええ。
Atran-Velo Move ¥1,200(税別)
因みに数はもっとありますし、更に長く欠品している激立ちワイドスタンド「Rex-wide」も在庫ありまっせ!
あと世の中から姿を消して随分経つ長期欠品商品といえばコイツの右に出るモノはない、という事も無いけれど、
求める人にとっては「コレしかない!」という選択なのに手に入らないTubusのセパレートタイプフロントラック。
Tubus Duo−LowRider ¥15,000(税別)
モダンなハードコアツーリングライダーは皆使っている、そんなチューブスのデュオの欠品がこんなに長引いては、
民衆蜂起とか起こるんじゃねぇか?と不安に思ったりするのは私だけでしょうか?
しかし今の所大きな騒乱が起きない所をみると、トレンドはフルパニアよりバイクパッキングという事で落ち着いてるのかもね。
というかこんな定番鉄板品が手に入らない世情にあって、弊店の在庫がドシッと鎮座しているのは何故?
まぁ何故もなにも小店舗の風通しの悪さゆえに吹き溜まってるだけですわな。
吹き溜まり品紹介ついてでに此方も行っときましょう、先日モデルチェンジしたラックの旧型品です。
Simworks x Nitto On-the-road Rear-carrier ¥16,300(税別)
このオンザロードリアキャリアは「オンザロードラック」という名称になり形状・仕様に多くの変更を受けました。
最大の違いは「足」にあり旧型のキャリアが複数穴の固定式なのに対し、新型のラックはバンジョーボルトを用いた調整式に。
その点だけで言えば新型の調整式の方が色々な車両に綺麗に装着出来るので進化と言えますが、
仕様書をよくよく読むと耐荷重が旧型の10kgから5kgへと半減しとりまして「バックサポーターとして」との注意書きも。
そうなると「旧型、良いんじゃね?」となる人も少なからず居られると思うのですがどんなモンでしょう?
価格も¥3,000以上安い¥16,300ですし。
あとシンプルで使えて安価なRALの「EX-Loader ¥8,000」のネイビーとか、
可変式サドルバッグ「UT-Loader ¥4,000」の廃盤色であるサフランレッドとか、
探している人は居るんじゃないかと思うモノもボチボチ吹き溜まっております。
しかしこういった吹き溜まっているモノはけっして邪魔物ではなく、吹き溜められる事こそ実店舗の存在価値だったりもします。
漫画・アゴなしゲンとオレ物語の名言にある「男の腹には男気が詰まってる」と同じ感じですよ、ええ。
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