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平成と令和を跨いで・・・という事も無く、平成最後に滑り込みで登場した期待の星「コンタクトスピード」。

Continental ContactSpeed  ¥3,500(税別)

サイドまで均一に、そしてビッシリとダイヤが並ぶ細かいヤスリ目パターンが特徴的な此奴。

商品としては数年前から存在しており、展示会で見かけて「コレは・・・良さそうですな」と期待するも、

一向に入荷する気配が無くスッカリ忘れかけていましたが、先月フラっと入荷して参りました。


サイズラインナップは20インチから700cまで全8種類と豊富な選択肢を提示してくれている中、

弊店が注目致しまするは700c最大幅の42c(コンチでは28x1.6と表記)と、27.5x2.0という其々ボリューミーなモノ。

42cについては入荷以降連続して使用しており、ウルル君CC海賊版も改めてタイヤを見て頂ければ、です。



そして27.5x2.0の方はどんな車両に入れると似合いそうか、なんて考えるまでもなくPepcycles/NS-S1に。

完成車標準タイヤは27.5x1.5ですが、フレーム自体は最大2.2幅を呑み込める設計となっておりますので、

公称2.0・実測48cのコンタクトスピードは余裕を持って&非常にバランス良く収まります。


ギューンと曲がって行くのが何とも楽しそうなバランスではないでしょうか?

広めのローライザーバーとか入れると更に愉快さを増しそうで・・・欲しくなりますね。

直接的なライバルはMaxxisのRefuseになるのではないかと思いますが、よりサイズの選択肢が広く、

そしてチョッと安いコンチネンタルのコンタクトスピード。

完成度を増したNS-S1と共に令和時代の新定番になるのではないかと勝手に思ったりします。




「まぁそれはそれとして、NS-S1の出来が良いって事は・・・我が愛車であるNS-D1はダメなんかえ?」

という問い合わせを昨日頂きました。

D1を腐す積りなど毛頭無かったのですが結果としてそう感じさせてしまった事、大変申し訳なく思います。

D1に関しては製品毎のバラつきが多く、全体的な完成度においてS1に分がある事は確かです。

そのバラつきというのがクセモノで、何処から何処までを良し悪しで分けるか?という判断に悩まされるのがD1最大の問題点でした。

しかし、入庫した車両は開封後かなり厳し目の判断を行い、ダメだと判断したモノは納品せずに返品処理しており、

価格に対する価値を納得頂けるであろうレベルで納品させて頂いておりますので、D1が即ち問題という事にはなっていないと思います。


「でも・・・S1がそんなに出来良いなら羨ましくないとは言えないなぁ・・・」という方も居られるでしょう。

かく言う私も購入した自動車が翌年に追従クルコン装備されて「羨ましい」と思いましたし。


D1から¥13,000アップした価格がS1の品質安定に直結している訳で、品質向上は当然と言えば当選ですが、

S1が褒められる度に自分のD1が嫌いになるなんて事はとんでもない事、絶対に避けたい事です。

なのでもし「D1よりS1の方が良い」とお考えの方が居られましたら、採算度外視の好条件でお乗り換え相談承ります。

弊店でお納めさせて頂いた車両のみ、という条件になりますが気持ちに刺さっちゃった小骨をスッと抜かせて頂ければ幸い。

空井戸サイクル

「自転車に恋をして」 日々横を通り過ぎるママチャリでなく、恐る恐る触れる超高級車でもなく、跨り漕ぐ度にときめく自分の愛車。それを見つける旅の水先案内人が自転車屋です。そしてその恋がズッと続くお手伝いを今日も明日も明後日もしていたかったのですが令和二年をもって廃業し現在地下潜伏中。