立案・遂行。
昨日までは風邪の影響で「メガテリウムもかくやあらん」という時空を曲げかねないスローな動きしか出来ませんでしたが、
お陰様で今朝風邪のトンネルを抜けまして気分爽快、ヒンズースクワットをしながら早口言葉をする事さえ可能に。
ってなれば良いなぁと思いつつ、取り敢えず平常運転に入りましてSteamrollerの続きを。
取り出しましたるはダイアコンペのケーシングバンド。ブレーキワイヤのアウタ受けが無いスチローには必須の品です。
嘗てこういったケーシングバンドが過去の遺物化していた時期があり、無い無い無い無い手に入らないと悶たモンですが、
今ではたった数百円で、しかも錆に強いステンレス製の此奴が手に入るという素晴らしい環境になっております。
有り難い話です、感謝しかありません。と言いたい所ですが感謝99%に憎しみ1%含有。その1%を構成するのは取付用のボルト。
バンドはステンで錆びないのに、このボルトは普通の鉄ボルトだったりするのです。(ナットは真鍮+メッキか?)
位置的に雨水や汗に晒され易い関係上、ボルトの周辺だけドンドン錆びて行くのがどうにも鬱陶しい。
数百円なんだから定期的に交換すれば良いじゃないかという話ですが、ん〜・・・そういうこっちゃねぇんで御座います。
という事でボルトをステンボルトに交換する、というのが弊店における近年の定番行事。
磁石皿の上で背筋伸ばしてビシッ!と直立する鉄ボルトに対して、ダラリと横になるステンボルト。
部下にするなら鉄が良いですが、自分がなるならステンになりたい、みたいな?
まぁそんでこんなモンはまとめて買えば1本¥20もしませんのでジャンジャン交換すれば良いだけの事ですが、
いざ交換しようとなると引っ掛かるのが「長さ」で、必要な長さが13mmという微妙な寸。
チョッと長めの14mmではナットから先が飛び出すので引っ掻かれる可能性があるし、
かと言って短みの12mmで良いかというとそんな訳も無いので、やるべき事はI will cut you。
ア〜イウィ〜ル、ア〜イウィ〜ル、カッチューッ♬呻吟ぃ〜ん♬
で、ナットと面イチ、気持ちいい。
バリバリのスペシャリティでもビカビカのクラシカルでもないけれど、あるべきモノをあるべき様に配してキチンと仕上げる事で、
秋の街道をサーっと流したくなるラフな大人の固定ギア車両になったのではないかと自画自賛。
「あとはチェーンが届くのを待って完成!さぁ皆様御検討を!是非!何卒!」
と言う所ですが、お優しい顧客様より「あ〜、うんうん、それはワタシのだな、うん、分かる」と御用命頂きましたので作戦終了。
続いては秋の入口に御提案したSalsa/Vayaの自罰的提案品が、超絶お得な設定にも関わらず全然引き合い無いので、
「この素材をベースに用いれば此処まで練り上げられる!」というのを提示すべく組んでしまいたいと思うのですが、
店頭にはVaya完成車もあり、同じサイズの同じ車両を並べるってのも何と言うか・・・狭い店頭には厳しい。
という事で「カタログ誤植を現実化してみる」という御提案を一つ。
此方、暫く前に刷り上がった2020Salsaカタログなのですが、Vaya105が「Vaya GRX/105」と誤表記されております。
しかし此方のパープルにはGRX要素など一切無く、年末入荷予定の新色オレンジさえクランクと前後メカがGRXになるだけ。
というかGRXの「欲しい!」って所は其処じゃなくてSTI&油圧ブレーキではないんかね?と個人的に思ったりしますので、
STIをGRX11sのST-RX600 2x11(¥41,893)に変更すると共に油圧ブレーキ化(規格の関係上ミックスグレード)し、
リアメカもクラッチ付きのRX800にという総額¥6万強のドーピングを行いお値段据え置き¥238,000で如何でしょう!
サイズは55、身長175〜180cm程度の方はこの機会に是非是非是非是非。
この機会って何の機会やねんという話ですが・・・私がGRX触りたい今の機会って事で明日は定休日です。
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